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頭をよくする作文の勉強(facebook記事より)  2012年2月5日  No.1429
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 頭のよさは、使える言葉の多さに比例する。
 ただ読めるだけの言葉ではなく、
 手足のように自由に使える言葉が、
 考える力のもとになっている。

 子供たちの作文を見ていると、どの子も、毎年少しずつ語彙の種類が増えています。

 しかし、その進歩の度合いは、かなりなだらかです。

 見た目を上手に書くテクニックのようなものはありますが、いちばん大事なのは、自由に使える語彙を増やしていくことです。

 語彙を増やすためには、語彙だけを単独に増やそうとするのではなく、ある文脈の中でその語彙を読んだり書いたりしていく必要があります。

 作文力のもとになるのが読む力だというのは、そういう意味です。

 読む力をつけるためには、ちょっと難しい言葉の入っている文章を何度も繰り返し読んで自分のものにすることです。

 言葉の森で、暗唱や音読や読書の自習をすすめているのはこのためです。

 作文の勉強というと、作文そのものを直すようなことを考えがちですが、それはむしろ勉強の枝葉の部分です。

 そして、読む力を伸ばす勉強をしていると、作文力がつくだけでなく、考える力がつき、どの教科の勉強もできるようになってくるのです。

 だから、作文というのは、下手に勉強すると、これほどつまらないものはありませんが、上手に勉強すると、頭もよくなるし、親子の対話も増えるし、子供時代の記念にもなるし、これほど楽しい勉強はありません。

 これから、そういう楽しい勉強をもっと広げていきたいと思っています。


 ということで、もうお昼になってしまいましたが、今日のテーマは、よくなる頭(笑)。

1、頭をよくすることについてひとこと、
 又は、
2、「あ、た、ま」で五七五、
 又は、
3、何でも自由にどうぞ。


 頭をよくすることと、成績をよくすることは、関係はありますが、実はちょっと違うものです。

 それは、実力をつけることと、勝負に勝つこととが、関係はあるがちょっと違うものであることと同じです。

 受験で作文がある子については、今ある実力でいかに上手な作文を書くかということが勉強の中心になりますが、まだ受験まで間がある子については、実力をつけることが勉強の中心になります。

 そして、作文の実力をつけるのは、読む力をつけ、考える力をつけることなのです。


 今日はのどかな日曜日。

 風はまだ冷たいようですが、どことなく春の雰囲気が感じられます。

 春の計画でも立てながら、今日も、ゆっくりいい一日をお過ごしください。


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 コメント欄

ムーミン 20120205  
先生の教育論を、いつも参考にさせていただいております。
子供の中学受験を終え、親として、勝たせるための準備が足りなかったと、反省していたところ、本日のブログを拝読させていただきました。
実力をつけることと、勝つこととは、どう違うとお考えでしょうか?
また、実力をつけるべき時期はいつごろで、勝つための準備の時期はいつごろなのでしょうか?(例えば大学受験の場合)
是非、先生のお考えを伺いたいと思います。

森川林 20120208  
 勉強の場合は、入試の1年前から志望校の過去問に合わせた勉強にしていくといいと思います。
 それまでは、例えば学校や塾のテストでも、成績にこだわらないことが大事です。
 受験の本番では、わからないところにも答えを書き込んで1点でも得点を上げてくるという考えですが、それまでの模試などでは、わからないところは必ず空欄にして×をもらってくるというのが実力向上を考えたテストの受け方です。
 大人が言わないと、子供はなかなかわからないと思います。
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