国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

これまでの全記事
暗唱検定3級の暗唱長文のルビの一部訂正――百人一首の暗唱の仕方  2017年2月10日  No.2820
ホームページの記事は→2820


 暗唱検定の3級は、百人一首です。
 ルビ振りで一部訂正や追加がありましたので、今3級を練習している人に、訂正の箇所が分かるものをお送りします。
 ウェブの長文の方は直っています。
https://www.mori7.net/mine/as2.php

 百人一首は、一首ずつ区切られているので、続けて暗唱するのが難しいと思います。
 コツとしては、五七五七七の最後の七と、次の歌の最初の五をできるだけ区切らずに読むことです。
 例えば、最初の二首では、「……露に濡れつつ、春過ぎて……」のように読むのです。
 音読をしていると、その音読が耳に残るので、無意識のうちに、次の歌が出てくるようになります。

 また、歌のつながりを、イメージ化できるストーリーにして、「露の玉の中から、春がポコンと飛び出してきた」のようにしてもいいと思います。

 歌の頭文字だけを続けて覚えるという方法も、早く覚えるには有効ですが、そういう知的な操作が入ると、思い出しながら読むという読み方になるので、なかなか早くは読めません。
 頭文字で覚えたものであっても、できるだけ音読だけで続けて頭に残るように読んでいくようにしてください。

 百人一首は、本などでも豊富に出ていますが、暗唱するための教材は1種類に絞ってください。
 人間は、その歌が教材のどの辺にあったかということも含めて記憶するので、教材が2種類以上になると、急に覚えにくくなります。

 音読の繰り返しで自然に覚えるという方法のコツがわかると、いろいろな勉強に応用できます。
 また、毎日暗唱の練習をしていると生活に張りが出てくるので、ほかのことも積極的に取り組めるようになります。
 お父さん、お母さんも、子供さんと一緒にぜひ暗唱に取り組んでみてください。

【画像】



233-0015 233-0015 横浜市港南区日限山4-4-9言葉の森オンラインスクール 電話045-353-9063
 
 同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
暗唱(121) 

 コメント欄

森川林 20170210  
 人間は、物を覚えるときに、音の流れと、平面的な位置関係で覚えます。
 だから、覚えるものは声を出して覚えた方がよく、覚える教材は、1枚の大きな紙に全部書いてあるようなものがいいのです。
 そして、一度決めたら、その音読の順序を変えないことと、その最初の教材をほかのものに変えないことが大事です。


nane 20170210 1 
 早速、百人一首の暗唱に合格した人がいました。
 これまでの枕草子のようなものと違って、歌と歌の間につながりがないので、みんな苦労しているようです。
 しかし、これも結局音読による慣れなのです。

コメントフォーム

暗唱検定3級の暗唱長文のルビの一部訂正――百人一首の暗唱の仕方 森川林 20170210 に対するコメント

▽コメントはここにお書きください。 お名前(ペンネーム):

 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。


 低学年から学力の基礎を作る
幼長、小1、小2、小3の基礎学力をひとつの講座で学ぶ。
読書の習慣、国語算数の勉強、暗唱の学習、創造発表の練習をオンラインで。


受講案内の郵送(無料)をご希望の方は、こちらをごらんください。
(広告規定に基づく表示:受講案内の郵送を希望される方はご住所お名前などの送信が必要です)

電話通信の無料体験学習をご希望の方は、こちらをごらんください。
(無料体験学習をお申し込みの方に、勉強に役立つ小冊子をお送りします。)

Online作文教室 言葉の森 「特定商取引に関する法律」に基づく表示」 「プライバシーポリシー」