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パラレル思考を育てる方法(その1)―パラレル読書  2010年10月2日  No.1031
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 苫米地英人さんは、IQを高めるためにパラレル思考が必要だと述べ、その練習法として次のようなやり方を説明しています。(苫米地英人作品一覧

 「レストランに入り、メニューを見て1秒で食べたいものを決め、そのメニューを選んだ理由を1秒で5つ考え、その5つに対して1秒で5つの反論を考え、更に、その合計25個の反論に対して1秒で再反論をする」という方法です。

 メニューを見て1秒で食べたいものを決めるという時点で、もうだめだと思う人も多いと思います(笑)。

 そこで、もっと簡単なパラレル思考の練習方法を紹介します。一つは付箋読書によるパラレル読書法、もう一つは構成図によるパラレル作文法です。



 まず、付箋読書によるパラレル読書法から。

 読みたい本を10冊から20冊用意して、机の横に積んでおきます(以下、わかりやすく20冊として話を続けます)。そして、1冊を手にとったら十数ページ読みます。きりのいいところまで読んだら、読み終えたところに付箋をつけて、次の本を手にとります。そのようにして、次々と20冊の本を読んでいきます。

 本の中には、おもしろくてはかどるものと、難しくてなかなかはかどらないものがあります。はかどるものは、自然にたくさん読むようになりますが、はかどらないものもそれにつられて必ず少しは読むようになります。

 こうして20冊をひととおり少しずつ読んだら、また最初の1冊目に戻って同じように読んでいきます。普通、1冊だけの読書を続けていると飽きてきますが、この並行読書は全然飽きません。飽きたら、次の本に移ればいいだけだからです。

 このようにして読んでいくと、頭の中で20冊の話がパラレルに進行していきます。相互に関係のない本であればあるほど、いろいろなことを思いつきます。また、読書の量も自然に増えてきます。

 (つづく)

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