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続 解く勉強から読む勉強へ  2013年2月21日  No.1749
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 2月10日ごろから、家庭学習の理論と方法を研究していました。併せて、幼児教育や公立中高一貫校対策の研究もしていたので、日常的な仕事がどっさりたまってしまいました。
 今日、やっと具体的な家庭学習システムの案ができたので、これから普通の仕事に戻る予定です。

 ところで、この家庭学習システムというのは、かなり画期的なものです。(と、いつも自分では思ってしまうのですが)
 この方法で家庭学習ができれば、小学生のころに無理な詰め込み学習をする必要はなくなり、余裕のある生活の中で、親子の対話を楽しみながら、子供の学力は確実に向上していきます。

 今は、勉強や受験というと、早い時期から塾に行ってガンガンやるようなことを連想する人が多いと思いますが、本当はもっとのんびりできるのです。がんばるのは、最後の1年間か半年で充分です。
 受験勉強で、第一志望の難関校に合格した子の中には、こういうゆとりのある勉強をしてきた子が少数ですが、いるのです。

 そういう家庭学習をこれから広げていきたいと思っています。

 今日のfacebookページに、学習の本質と関連させて、「解く勉強から読む勉強へ」の話を書きました。

 能率のよい勉強法は、試行錯誤してあれこれ考えて答えに到達するような勉強ではなく、最初から答えと一緒に問題を読む勉強です。

 試行錯誤してあれこれ考える勉強は、答えのない勉強のためにとっておけばいいのです。

 そして、そういう考える勉強(遊びも含む)の時間を確保するために、答えのある勉強は、答えと問題を一緒に読んで理解してしまうのです。

 もちろん、すぐに大勢の人がこういう勉強法に慣れるということはないでしょう。しかし、こういう理屈を知っていれば、今よりもずっと楽な勉強ができるようになると思います。


====今日のfacebook記事====

 今の合格はゴールではありませんが、もっと先の試験がゴールだというのでもありません。
 ゴールは、もっと大きな、自分の向上や社会への貢献です。

 人間が動物と違って学習能力が高いのは、前に学んだことを訂正できるからではなく、前に学んだことをより大きな概念で包み直すことができるからです。

 例えば、叱られた犬は、いつまでも叱られたと思っていますが(というか、すぐ忘れてしまいますが)、叱られた子供は、いつかそれが自分のプラスになったと考えるかもしれません。

 訂正ではなく、より大きな概念の中で見直すことができるのが人間です。

 解く勉強よりも読む勉強の方がいい理由のひとつは、解く勉強では間違えたことを訂正しなけれならないからです。
 能率のよい学習をするためには、初めから正しい答えを読んでいた方がいいのです。

====引用ここまで====

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