facebook記事より。
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スイカの水分は、生きている水分で、長く体内にとどまって、水分としての役割を充分に果たすように思えます。
それに対して、水道の水は、普通の水で、すぐに体内を素通りしていく気がします。
同じように言葉も、術語集やことわざ集で身につけたものは、すぐに体内を素通りしていきますが、父や母の話の中で聞いた言葉は、生きた言葉としていつまでも体内に残っています。
国語の勉強の根本には、こういう生きた言葉の蓄積があります。
人間には、誰でも、読めるほどには書けないという面があります。
わかりやすいのが、英文で、英語の文章を読み取れても、同じような英文を書くことはまずできません。
英文読解>英作文なのです。
日本語も同じです。
例えば、国語の教科書に書いてある文章を読み取れても、同じような文章を書くことはできません。(書き写しだけならできますが)
読めるようになっているだけの言葉は、まだ充分に生きた言葉ではありません。
書けるようになって初めて言葉は、自分が使える生きた言葉になるのです。
それにしても、スイカは偉いなあと思う、今日このごろ。
今日も水分補給をたっぷりして、いい一日をお過ごしください。
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