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小1、小2は勉強の習慣を作る時期  2014年4月5日  No.2112
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 小学校1、2年生のころは、誰でもお父さんやお母さんの言うことよく聞きます。だから、この時期は、勉強の習慣を最もつけやすい時期です。小学校3年生になると、自己主張ができるようになるので、「なんで」「どうして」と言うことが多くなり、習慣を作ることが難しくなってきます。

 1、2年生の勉強で大事なことは、四つあります。

 第一は、決まったことをやり続けるということです。子供が、時間になったら、「あれをして、これをして、これをやったらおしまい」というように、条件反射的に自習ができるようになるぐらい決まりきったやり方を作っておくことです。

 第二に、勉強は自分でやることが基本です。親が教材を用意したり、採点したり、間違えたところを教えたりしていると、親に依存した勉強になります。時間になったら、子供が教材を用意して、自分で答え合わせをして、決めた分量が終われば自分で終えるというようにしておくことが大事です。

 第三に、繰り返しの勉強に慣れることです。現在は、カラフルな外見だけの面白そうな教材が多いので、子供たちは新しい教材を次々にやるような勉強に慣れています。しかし、面白そうな教材を次々にやっても力はつきません。実力をつけるための教材は、平凡なことを何度も繰り返すようにできている教材です。そういう繰り返しの勉強が、勉強の本来の姿だと自然に納得できるのが小学校低学年です。

 第四に、勉強を長時間やらせないことです。低学年の勉強の目的は、習慣を作ることですから、勉強の成果を上げるところまで目指さなくてもよいのです。この時期の勉強は、時間をかければ誰でも成績が上がり、先の進度まで進むことができます。しかし、そういうふうにして勉強の量を多くしたり、難しい問題を解かせたりした子は、勉強というものに対する否定的な印象を持つようになります。勉強の中身が重要になるのは、小学5年生からです。それまでは、学力の土台を作る時期で、特に低学年は、学力の土台を作るための習慣を作る時期なのだと考えておくことです。


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