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中学生は、その場しのぎでなく、長期的な作戦を立てた勉強を  2015年11月12日  No.2465
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 中学生の勉強の様子を見ていると、その場しのぎの勉強という感じを受けることがよくあります。
 宿題があれば宿題に追われ、テストがあればテストに追われ、宿題やテストがなければぼんやり遊び(笑)、いつも外側からの刺激に対応して生活しているような印象を受けるのです。

 そういうその場しのぎの勉強の姿勢を促進しているのが、学習塾の存在です。塾に通っていると、塾のお膳立ての上で勉強できるので、自分は何も考えなくてよくなるからです。
 そのため、「塾があるから」「塾で言われたから」「塾でやるから」と、勉強の方針を塾に任せてしまう傾向が出てきます。

 塾中心の勉強をしている人は、それを急に変えることはできませんが、少なくとも、勉強とは本来自分で方針を考えてやるものだという自覚だけは持っておくべきだと思います。

 自分で方針を立てるための基本は、1冊の教材を5回繰り返すこと、目で読んで理解するだけでなく声に出して音読することです。
 声に出すよりも手で書くというのは、時間がかかるのであまりおすすめできません。手で1回書く時間があれば、同じものを音読で5回以上繰り返せるからです。手で書くというのは、やった感じがするだけで、本当に身につくのは繰り返すことによってです。

 国語の勉強の基本は、問題集読書です。何度も繰り返し読み、更に余裕があるときは、選択問題の中で正解でない選択肢の理由を言葉で言ってみることです。これは、国語の成績に直結します。

 英語は、教科書の音読が基本です。1ページを20回以上読んで暗唱できるようにしていくと、英語の実力がつきます。

 数学は、自分の実力に応じた問題集を1冊完璧に仕上げることです。いろいろな問題をやるのではなく、1冊だけを完璧にというのが原則です。

 本当は、こういう勉強の仕方を学校や塾で教えればいいのですが、勉強の仕方を教えるのではなく、勉強そのものを教えるところがほとんどです。
 だから、勉強の仕方は、家庭でカバーしていく必要があるのです。

 寺子屋オンエアでは、今度、中学生の定期テスト対策として、前回の試験の分析、今回の試験勉強の方針、そのスケジュールの立案などができるようにしていきたいと思っています。

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