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作文を学ぶ意義  2018年2月8日  No.3172
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 「読むことは人間を豊かにし、書くことはが人間を正確にする」という言葉があります。
 この「正確にする」という意味は、書くことによって物事をはっきりさせることができるということです。
 これは、事実を正確に書くということ以外に、自分との対話を深めるという意味も含んでいます。

 作文を書くことによって、書く自分と、その文章を読む自分との間に対話が生まれます。
 そのことによって物事と自分を正確に、つまりより客観的に捉えられるようになるということです。

 生活の中には、さまざまな困難があります。
 また、さまざまな喜びもあります。
 動物であれば、その困難や喜びに対して、直接その状態を生きることしかできません。

 しかし、人間はその困難や喜びから一歩離れて、それらを対象として見ることができます。
 これが人間の工夫や文化を生んできたのです。

 苦しいことも嬉しいことも、言葉を通すことによって人間的なものに昇華されます。
 作文の勉強は、文章を書くことによって、言葉をより正確に使える力を育てています。
 物事を正確に考えることによって、ある一つの考えから、新しい次の考えへと進んでいくことができるのです。

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作文教育(134) 

 コメント欄

森川林 20180208 1 
 「読むことは人間を豊かにする」というのは、わかりやすい言葉です。
 しかし、「書くことは人間を正確にする」というのは、特にピンとくる言葉ではないと思います。
 この「正確にする」という言葉は、正確にすることによって、人間はより強くより創造的に生きられるようになるということなのです。
 正確さは、それ自体が目的でもあるよりも、よりよく生きるための手段なのです。

nane 20180208 1 
 「読むことは人間を豊かに……」の続きに、「話し合うことは、役に立つ人間を作る」という言葉があります。
 これは、対話が社会に役立つ人間を作るという意味でしょう。
 意訳すると、読書が向上で、作文が創造で、対話が貢献になると思います。

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