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勉強の習慣をつけるには——暗唱の続け方(その1)  2009年3月6日  No.409
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 初めは物珍しさもあって頑張って続けていた自習も、だんだん飽きてくることがあります。そしていつの間にかうやむやになってしまうというようなこともあります。
 これから数回にわたって、勉強の習慣をつけるにはどうするか、そして習慣が中断したときにどう立て直すか、ということについて書いていきます。
 勉強を始めるのは簡単です。3日間ぐらい続けるのも簡単です。しかし、いろいろな事情で途中で中断することが生じます。勉強を続けるというのは、その中断をいかに早めに回復するかということです。

 では、勉強の習慣が中断してしまったときはどうしたらいいでしょうか。
 また新しい習慣に戻すには、予告をしてやり直すということが大切です。例えば、「明日からまたはじめよう」または、「○時になってからはじめよう」というような言い方をします。
 さらに、これまで中断してしまった理由を子供に話します。「これまではこういう理由でできなかったけど、明日からまた始めよう」というような言い方です。始める意義を話してあげればさらに確実です。
 よくない方法は、漠然とやめたり漠然と始めたりすることです。
 例えば、忙しくてつい毎日の実習ができなくなってしまったときに、うやむやのうちにやらなくなるというのはよくないやめ方です。忙しいときでも、「今日は忙しいからやめよう」とひとこと言ってやめればそれはうやむやにやめたことにはなりません
 また、開始するときも、突然言うのはよくない言い方です。例えば、「暇そうにしているなら勉強でもしなさい」というような言い方では子供の心にはかえって抵抗が生まれます。「明日になったらまた始めよう」「あと15分ぐらいしたら始めよう」いうような言い方をすれば、スムーズに始めることができます。
 物事は認識の仕方によって大きく変わります。「夜明け前が、最も暗い」という名言があります。同じ暗さでも、その暗さを明るさの前の暗さと考えることができるというのが人間の認識の特徴です。
 仕事でくたびれるということがありますが、意味がある仕事を展望を持ってやっているときには、人間はくたびれません。意味の感じられない仕事を展望を持てずにやっているときにくたびれるのです。そういうときは、「よし、この退屈な仕事を今日は○分以内にできるだけ早くやろう」などと目標を決めるとそれだけで疲労しなくなります。
 認識の仕方で取り組みやすさが異なるとは、そういうことです。勉強の習慣をつけるときも、中断から回復するときも、認識の仕方をうまく利用することです。
(つづく)

マインドマップ風構成図
 記事のもととなった構成図です。

(急いで書いたのでうまくありません)

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