ゲストさん ログイン ログアウト 登録
 勉強の習慣をつけるには——暗唱の続け方(その1) Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 409番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/4/20
勉強の習慣をつけるには——暗唱の続け方(その1) as/409.html
森川林 2009/03/06 08:53 
 初めは物珍しさもあって頑張って続けていた自習も、だんだん飽きてくることがあります。そしていつの間にかうやむやになってしまうというようなこともあります。
 これから数回にわたって、勉強の習慣をつけるにはどうするか、そして習慣が中断したときにどう立て直すか、ということについて書いていきます。
 勉強を始めるのは簡単です。3日間ぐらい続けるのも簡単です。しかし、いろいろな事情で途中で中断することが生じます。勉強を続けるというのは、その中断をいかに早めに回復するかということです。

 では、勉強の習慣が中断してしまったときはどうしたらいいでしょうか。
 また新しい習慣に戻すには、予告をしてやり直すということが大切です。例えば、「明日からまたはじめよう」または、「○時になってからはじめよう」というような言い方をします。
 さらに、これまで中断してしまった理由を子供に話します。「これまではこういう理由でできなかったけど、明日からまた始めよう」というような言い方です。始める意義を話してあげればさらに確実です。
 よくない方法は、漠然とやめたり漠然と始めたりすることです。
 例えば、忙しくてつい毎日の実習ができなくなってしまったときに、うやむやのうちにやらなくなるというのはよくないやめ方です。忙しいときでも、「今日は忙しいからやめよう」とひとこと言ってやめればそれはうやむやにやめたことにはなりません
 また、開始するときも、突然言うのはよくない言い方です。例えば、「暇そうにしているなら勉強でもしなさい」というような言い方では子供の心にはかえって抵抗が生まれます。「明日になったらまた始めよう」「あと15分ぐらいしたら始めよう」いうような言い方をすれば、スムーズに始めることができます。
 物事は認識の仕方によって大きく変わります。「夜明け前が、最も暗い」という名言があります。同じ暗さでも、その暗さを明るさの前の暗さと考えることができるというのが人間の認識の特徴です。
 仕事でくたびれるということがありますが、意味がある仕事を展望を持ってやっているときには、人間はくたびれません。意味の感じられない仕事を展望を持てずにやっているときにくたびれるのです。そういうときは、「よし、この退屈な仕事を今日は○分以内にできるだけ早くやろう」などと目標を決めるとそれだけで疲労しなくなります。
 認識の仕方で取り組みやすさが異なるとは、そういうことです。勉強の習慣をつけるときも、中断から回復するときも、認識の仕方をうまく利用することです。
(つづく)

マインドマップ風構成図
 記事のもととなった構成図です。

(急いで書いたのでうまくありません)


 低学年から学力の基礎を作る
幼長、小1、小2、小3の基礎学力をひとつの講座で学ぶ。
読書の習慣、国語算数の勉強、暗唱の学習、創造発表の練習をオンラインで。


同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。


コメント欄

コメントフォーム
勉強の習慣をつけるには——暗唱の続け方(その1) 森川林 20090306 に対するコメント

▼コメントはどなたでも自由にお書きください。
ゆよらり (スパム投稿を防ぐために五十音表の「ゆよらり」の続く1文字を入れてください。)
 ハンドルネーム又はコード:

 (za=森友メール用コード
 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。

コメント1~10件
コメントは24時間以内に表示
国語読解問題の 森川林
 あるとき、高3の元生徒から、「国語の成績が悪いのでどうした 3/28
今日は読書3冊 森川林
苫米地さんの「日本転生」は必読書。 3/25
共感力とは何か 森川林
言葉の森のライバルというのはない。 森林プロジェクトで 3/23
3月保護者懇談 森川林
 いろいろ盛りだくさんの内容ですが、いちばんのポイントは、中 3/22
中学生、高校生 森川林
 意見文の書き方で、もうひとつあった。  それは、複数の意 3/14
【合格速報】栃 森川林
 おめでとう!  受験勉強中も、硬い説明文の本をばりばり読 3/13
受験作文と入試 森川林
将来の作文入試は、デジタル入力になり、AIで自動採点するよう 3/13
大学入試が終わ 森川林
大学生になっていちばん大事なことは学問に志すこと。 18歳 3/12
【合格速報】東 森川林
 T君、いつも椅子に腹ばいになってずっと本を読んでいたものね 3/11
1月の森リン大 森川林
 小1から高3までの作文が並ぶと、学年に応じて、みんなの考え 3/11
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
日本復活の道筋 森川林
 工業製品を経済発展の原動力をした資本主義は終わりつつある。 4/17
メモ 森川林
https://www.mori7.com/za2024a0 4/16
単なる作業 森川林
勝海舟は、辞書を買うお金がなかったので、ある人から夜中だけ辞 4/8
勉強は、人に教 森川林
勉強は、人に教えてもらうのではなく、 自分で学べばよい。 4/7
タイマー勉強法 森川林
 勉強も、家事も、仕事も、やらなければならない細かいことがた 4/2
人間の役割 森川林
うちの子が1歳か2際のとき、 車で30分ほどの三浦海岸につ 4/2
舞岡のシラサギ 森川林
舞岡八幡宮に行ったら、帰りにシラサギがいた。 3/29
身体や物理的現 森川林
身体や物理的現実は、時間や空間に限定されているが、意識はそれ 3/29
メジロとか、ヒ 森川林
メジロとか、ヒヨドリとか、スズメとか、ヤマバトとかが、毎日わ 3/28
批判と創造 森川林
人を批判することはたやすい。 大事なことは、批判ではなく創 3/27

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習