https://youtu.be/C2GxPtXFd0o
■森リンが作文学習の核心になる理由
日本語作文検定の基になっているのが、自動採点システム「森リン」です。森リンがあることで、子どもたちは作文を書く明確な目標を持つことができ、毎週の学習が習慣として定着していきます。特に小学六年生以上では、毎週1200字以上の作文を書くことを目標に取り組んでいます。
作文を書く前には、課題となる長文を読みます。小学生には中学入試レベル、中学生には高校入試レベル、高校生には大学入試レベルの説明文を用意しています。読む力と書く力の両方を同時に育てるための仕組みです。
言葉の森のオンラインクラスでは、現在ほとんどの生徒が少人数のグループで学習しています。以前は個別指導でしたが、仲間との交流があることで意欲が高まり、学習がより活発になりました。
■書く前の「考える時間」が文章力を決める
オンラインクラスでは、作文を書く前に必ず「構成を考える時間」をとります。生徒たちは、課題文を読んだあと、自分がどのような流れで文章を書いていくかを事前にまとめます。これが作文力を高める最大のポイントです。
この構成説明には、だいたい十五分ほどかかります。しかし、この時間がしっかり取れていると、作文を書く段階ではほとんど内容が固まっており、迷いが少なくなります。書いている途中で新しい着想が浮かぶこともありますが、全体の柱を決めてから書くことで、より 論理的で読みやすい文章に仕上がります。
実際にどのような作文が書かれているかは、ホームページの「森リンベスト」に掲載されています。小学生から高校生までの優秀作品が並び、その語彙力や構成力、表現力の高さに驚かされます。
■高得点を支える語彙力と引用の活用
たとえば、小学六年生の作品では「笑う門には福来る」ということわざを軸に、「運は偶然ではなく心の持ち方で引き寄せられる」という主張を展開し、松下幸之助氏や新渡戸稲造氏の言葉を引用しています。思考語彙、知識語彙、表現語彙、経験語彙が豊富で、読み応えのある文章になっています。
中学生の作品でも、古典と流行をテーマに深い考察が示され、語彙と構成のバランスが高く評価されています。目標があることで、子どもたちは自然に質の高い文章を書こうとするようになります。
森リンベストのページの下部には、「森リンの哲学的基礎」というリンクがあります。ここには森リンがどのように作られたか、開発の経緯や考え方が詳しく説明されています。2002年にアメリカで自動採点ソフトが登場したことが開発のきっかけで、日本も負けてはいけないという思いから研究が進められました。
■作文検定がめざす本当の学力
森リンを基にした作文検定のページでは、実際の採点例や学習の進め方が紹介されています。作文検定は、これまでの詰め込み型の知識習得ではなく、「読む力」と「書く力」を中心に据えた新しい学習方法です。
小学一年生から高校三年生まで、どの学年でも取り組める仕組みを整えています。文章を読み、自分の考えをまとめ、根拠を示しながら書くという学習は、これからの時代に必要な思考力の基礎となります。
作文はすぐに結果が出るものではありませんが、継続することで必ず力がつきます。森リンと作文検定を活用することで、子どもたちが楽しみながら深い学びを得られる環境をつくっていきたいと考えています。
▽note
https://note.com/shine007/n/nacba17c7ed18
233-0015 横浜市港南区日限山4-4-9
●言葉の森オンラインスクール 電話045-353-9061
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今の受験は知識の詰め込みの勉強になっています。
考える問題と言っても、解法の知識を詰め込むだけです。
本当に必要なのは、読む力、書く力、考える力をつける勉強です。
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