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AIに作文評価の仕方を指示したこと――これからさまざまな分野でゲームチェンジが起きる  2026年3月2日  No.5467
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https://www.youtube.com/watch?v=4-E0-QBWC6o

●AIとのコミュニケーションにおける「曖昧さ」の壁
 
 AIは人間的ですが、もちろん人間ではありません。
 森リンのAIに「作文の評価の仕方」を伝えようとしましたが、人間であれば阿吽の呼吸で理解してくれるか、あるいは理解したつもりになってくれるところを、AIはそういう曖昧なことは苦手です。

●「分かったつもり」が通用しない世界
 
 だから、「前向きに善処して」とか「適当にお願い」などと言っても、どういう前向きか、どういう適当かわかりません。
 もちろん人間もそうですが、人間の場合はお互いに分かったような気になって話を済ませることができます。それがいいのかどうかは別として(笑)。

●自然言語によるプログラミングの到来
 
 昔のコンピュータへの指示は英語でやることがほとんどで、今でもプログラミングの世界は英語が主流です。
 しかし、AIは、どの国の言語もそれなりに理解してくれます。
 人間の普通の言葉づかいに近い言語認識の仕方になっているのです。

●具体的な評価基準と役割の定義
 
 以下は、AIに伝えた作文の項目評価の一部です。
【評価基準】

構成
定義: 自分の体験だけでなく、家族の話や過去の話が含まれている。
採点: 2:できている / 1:関連語句はあるが内容は不十分 / 0:できていない
……


 このほかに、内容評価も指示します。
【評価方法】
以下の評価基準の4つの項目について0~3で得点をつけ評価する。
……
【評価基準】
1.個性: その人の個性的な体験・関心・考えが書かれている。
……


 また、講評についても指示します。
【役割】
あなたは長年、作文指導を経験してきたベテランの先生です。
子どもの長所を見つけて伸ばすことを大切にしています。
穏やかな口調で生徒の成長を促す講評を書いてください。
……


●試行錯誤の末に見えたAIの柔軟性
 
 たったこれだけの指示の仕組みを作るのに何日もかかりました。
 しかし、今のAIのいいところは、指示の一部を修正すればすぐにそれに対応してくれることです。
 機械の修理のような世界では、一部を変更するだけでも、関連する部品を変更したり全体の構造を見直したりしなければなりません。

●人間以上に人間的な適応力
 
 しかし、AIは一部の変更があったとしても、自動的にそれに関連する部分を直したり、全体の構造を整えたりしてくれます。
 これが、AIの人間以上に人間的なところです。
 この機能が、現在のロボット開発や自動運転を容易にしている大きな要因です。

●根本的なルールが変わる「ゲームチェンジ」
 
 これから、いろいろな分野で、AIによるゲームチェンジが起きてくると思います。

(「ゲームチェンジ(Game Change)」とは、単に環境が変化することではなく、「これまで当たり前だったルール、構造、前提を根本から変えてしまうような、大きな転換点や革新的な出来事」を指す言葉です。)

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