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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   手助けと考えること   しっぽ

 「あ—わからないなあ……。」
私は算数や理科の計算問題など、数字を使ったややこしい問題は大嫌いだった。小さいときから個人塾に通っていて、そこで算数を習っていた。自分でまだ私は小さいから、などと思ってわからないところはすぐに先生に訊いていた。それで、先生の説明をボーっと聞いてなんとなく答えを出していた。四年生になって塾に入ると、他の人の問題に対するねばり強さにびっくりした。私はわからない問題にはすぐに飽きてしまってやる気が全くなかった。(笑)そのうち、自分で考える癖がついて、本当にわからない問題だけ先生に訊きにいくようになった。
 人に教えてもらってなにかを成し遂げることは良いことだと思う。自分が今まで持っていた考えにプラスして、他人が持っている、今まで自分が考えた事のなかった情報を分けてもらえるのだ。私は初めて料理をするときに、本を見て一人でやろうと思っていた。けれど、料理の本に基本的な「皮のむきかた」や「包丁の使い方」などは載っていなかった。母が手際良くやるための秘訣や、どの本にも載っていない料理の工夫などを教えてくれた。このように、その人独自の情報や、滅多に聞く機会がないような話は相手になにか手助けしてもらうような時に教えてもらえることが多い。
 一方、自分で考えて自分一人で成し遂げるというのはどうだろうか。それも良いと思う。自分の手に負えないと思ったものをすぐ他人に頼って解決しようとすると、もしも周りに訊ねる人がいなかったときにどうしようもなくなってしまう。それに、うんうんうなって考えて答えにたどり着いたもの程、後々記憶に強く残るものだ。私はわからない問題を他人に訊かずに自分で考えてできたときの達成感がすきだ。他の人に頼って解いたよりも、自分だけの力で解けたときのほうが喜びは倍以上だと思う。それに、そのうれしさが次の問題を解く意欲につながると思う。
 教えてもらうにしても、自分で考えるにしても、そのときそれをどう受け止めるかが大切だ。自分が取り入れた新しいものをこれからずっと使っていけるように頭の中で整理しなけばならないと思う。

   講評   jun


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