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　　　わすれものをしたこと　　　いよち

わすれものをしたこと
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　長谷川　真樹
　僕は忘れ物はあまりしない。なぜなら次の日の授業の準備をする際に、本当に間違いが無いか何度も何度も点検をするからである。
　しかし、僕はいっぺんに二つの忘れ物をしたのだった。それは、修学旅行の時だった。持ち物リストにはたくさん書いてあったが、いつものように点検をしたので、全て持ってきたと思っていた。ところが、旅館で、友達と一緒に荷物の整理をしていたら傘とバスタオルを忘れたことに気づいた。ぼくは
「まいったなー」
と言った。でも、僕以外の人も忘れ物をしていた。ひどい人は、しおりを忘れてきたのであった。
夜になり、お風呂に入る時、僕はとてもおどおどした。僕だけバスタオルを持っていなかったからである。
「人に借りるのはいやだなー」
と心の中で叫んだ。結局体を洗ったタオルをよく絞ってふいた。髪の毛はドライヤーでがんばって乾かした。
１泊２日の間、雨は降らず傘は結局使わなかったが、修学旅行だけでこんなに忘れ物をするだなんてちょっとショックだった。
　忘れ物とはしてはいけないものである。しかし人間の中で絶対忘れ物をしない人はいないのである。だけど忘れ物をしないようにしようにしよう！！

　　　講評　　　yue