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　　　ペットのメダカ　　　にわとり

「絶対大事にするぞ。」
５年生の時に理科でメダカをもらった。みんなうれしそうにしていた。私は家が団地でペットが飼えない。初めてのペットだからすごく嬉しい。がんばるぞ！
そう思って、毎日エサをあげて大事にしていた。だけどその１〜２週間後ぐらいの金曜日、毎週持って帰っていたのにその日は何を思ったのか持って帰らなかった。土・日と２日間はとても心配でしかたなかった。月曜日教室へ入ったら真っ先にメダカの置いてある棚へと飛んでいった。
「メダカが２匹とも死んじゃってる・・・。」
浮いているメダカは体のまわりは白いまくのようなものがついていた。そのまくのようなものが私には何なのかわからなくてまるで雲が死んだメダカを迎えに来たように思った。その時はとっても悲しかったけど本当に死んでいるのか、と水槽の中をのぞいてみたら小さいメダカがチョロチョロと泳いでいた。あのメダカさんが産んだんだ・・・気がつかなかったなあ。悲しさなのか嬉しさなのか分からない気持ちが心にあった。チビは３匹。ちゃんとエサをあげていたのに３〜４ヶ月後２匹が死んでしまって１匹じゃちょっとかわいそうだねえ・・・と話していたら
「大きいメダカを買ってきてその中に入れてみれば？」
という結果になった。
「本当に大丈夫かなあ・・・。」
次の日メダカを買ってきてチビをなかにいれてみた。特にケンカをしなかったので平気かな？と思ってあまり気にしていなかった。だけど次の日水槽をのぞいてもチビの姿がない・・・おかしいな。・・・食べられちゃったのかなあと思ったけど水を洗ったら水草にからまっていてつっつかれたあとがあって
「かわいそうなかとをしちゃったな・・・化けて出てくるかも。」
今飼っているチビは７匹いてその中の３匹が大きいので一緒にしてみる？といわれているけどまたおなじことがあるかもしれないからいやだ、と言っている。ペットのことを本当にかわいそうと思えるのは人間と同じような存在だからなんだとわかった。

　　　講評　　　jun