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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   日本が熱さを取り戻す   いほや

 現在、アジアが熱い。経済面ではもちろんあらゆる面においてエネルギーに満ち溢れている。高度経済成長期の日本にひけをとらない勢いがある。それに比べて今の日本はどうであろうか。同じアジアとは思えないほど冷め切ってしまっている。同等の経済力を持つアメリカやヨーロッパ諸国と比べてみてもやはり熱さが感じられない。このままでは、日本はこれ以上の経済成長せず欧米に置いてかれるだけではなくアジア諸国に追い抜かれてしまう危険性があるのではないか。
 ではどうしてこのような事態に陥ってしまったのであろうか。その原因として日本があまりにも豊かになりすぎてしまったことが挙げられる。現在日本は世界で最も豊かな国に一つである。国の治安も最高レベルであろう。このようにあまりにも豊かなため、日本人は今のこの状態で満足してしまっているのではないか。勉強やスポーツだけではなくすべてのことに言えることだが、現在の状況に満足してしまっては更なる成長は望めない。今の状態に満足せずに自分を磨くことによって更なる成長が望めるのである。日本は今に満足し、更なる成長が望めない状況にあるため熱さが感じられないのである。
 日本が熱さを取り戻していくのに必要になっていくるのは社会の活性化である。日本の社会体制は年功序列であるため、いくら実力があっても年齢が低いからという理由で実力を思う存分に発揮できる場を与えられないといったことは少なくないようである。50、60代になってやっと望んだ地位が与えられるようでは若者が熱さを無くすの無理もないことだ。このような古い体制を見直し、若者が活躍でいるようにしていくべきである。そうすれば自然に社会が活性化され、熱さを取り戻していくであろう。
 確かに、熱さを持つことで時には周囲のことが見えなくなってしまい、周りに害を及ぼすこともあるようだ。実際、高度経済成長期の日本は経済発展だけに目がいってしまったために環境破壊や伝統破壊を平気でしてしまった。しかし、現在の日本のように冷め切ってしまっている状態は好ましい状態といえるだろうか。このような状態が続けば日本の更なる発展は望めないだろう。熱さが国の発展のカギとなるのである。今の日本が必要とするべきものは大人ぶった態度ではなく、子供のような好奇心にあふれた心なのではないか。

   講評   nane


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