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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   あいまいが生むもの   れもん

 あなたは、りんごとみかんどちらが好きですか、という質問に対して、外国人は、まず、最初に自分が好きな方、つまり質問に対しての答えを述べてから、その理由を述べる。それに対して日本人は全く反対で、まず、理由を述べ、理由を述べ終わった後、ようやく、自分がどちらは好きか、という質問の答えを述べる。このようなことから、外国人は、自分の考えを最初にはっきり言い、自分はこうだ、と最初に主張することがわかる。それに対して、日本人は最後に自分の考えを言う。これは、確かにあいまいである。それは、ある意味甘えともとらえられてもおかしくないが、また違うとらえ方をすれば、相手への思いやりともとらえられる。なるべく、相手をきずつけないように、最初には自分の考えを言わないで、まず理由を言い、外国人のように強い主張はしない。
 また別の話だが、私があるテレビ番組を見ていたら、昔の日本のかけじくがでてきた。それは、ある、中心のものを一つかき、バックには、まるで未完成の絵のように、木の葉ぐらいしか描かれていないかった。反対に、あるレストランに行ったときに、外国の絵が描いてある、お皿がでてきた。そのお皿はぎっしりと模様が描いてあり、ほとんど余白がなかった。このように、外国の絵と日本の絵は全く違う。日本の絵は余白がたくさんあり、ある意味自由に想像できることがたくさんある。作者の考えを押しつけられることなく、見る人が絵を自由に楽しむことができる。私は自由に想像出来る方が良いと思う。なぜなら、世界に全く同じ人間はいないのだから、一人一人違った、何通りもの絵があった方が良いからだ。
 日本人の話し方、絵の描き方などはあいまいだ。しかし、あいまいだからといって全てが悪いとはかぎらない。日本人はあいまいだが、それによって、思いやりや自由がうまれている。あいまいさが必ずしも甘えにつながるわけではないということがわかった。

   講評   nara


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