対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
ユーモアについて 海亀航
イギリスではユーモア感覚は高く評価されているが、日本ではユーモア感覚は、高く評価されてない。それに日本では真面目さが上等だと考えられている。
僕のクラスの女子にはユーモアが通じない。男子が冗談を言うといつも怒る。べつに怒る必要はないと思う。冗談などがなければ学校での生活がかたくるしいものになってしまうと思う。それに比べ男子はユーモアや冗談が通じない人をだめな奴だと思うことが多い(笑)。例えば、ドアと壁の間に黒板けしをはさんでおいて開けたら落ちるようにしておく。しかし、それを見つけて元に戻す人がいれば男子はその人を嫌うだろう。
前の先生はシャレが好きな先生で、年中シャレを言っていた。僕はそういう先生が担任になるのははじめてだったのでうれしかった。その先生のおかげでいつも教室は明るかった。女子達も先生を怒りながらも笑っていた。保健の時間で赤ちゃんの人形を使った時、男子の一人が「かわいいベイビー!」とさけんだ。普通なら怒るはずなのにその先生は人形の手を動かして「ハイハイ!」といったのだ。大爆笑だった。隣の隣の部屋まで届きそうだった。
しかし、今度の先生は真面目だったので女子達はユーモアが通じなくなった。男子がいつものようにふざけていると先生が怒った。それまで笑っていた女子が急に笑うのをやめた。先生一人でこんなに変わるものか・・・とびっくりした。
人間にとってユーモアとは生活を楽しくするものだ。ユーモアがなければ毎日の生活がつまらなくなるにちがいない。しかし時には真面目で、時にはユーモアを大切にバランスをとっていくのが人間にとって最適だろう。
講評 nane
「例えば……」と黒板消しの具体例を入れたのがいいところ。
保健の時間の人形の話も具体的。こういう実際にあったことをくわしく書くと、意見にも説得力が出てくるね。
このコツを覚えておいて、試験の本番のときにも生かせるようにしよう。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
|
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)
| |