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　　　死んだゴキブリとうんこのダンゴ虫　　　　PINPA


「ギャー。虫、虫虫虫—。」
私は虫が大大大嫌いだ。なぜ嫌いかというと怖いからだ。しかし、私は小さい時から虫が嫌いだったのではない。私は今では信じられないほど虫好きだったのである。私のような人は少ないだろう。
　母が、前私の幼稚園だったころのことを話してくれた。幼稚園に通っていた私はある日ティッシュに包んで虫を持って帰ってきた。今の私ならたとえ、ティッシュに包んだとしても虫を持つのがいやだ。
「これ、幼稚園でみほちゃんと捕まえたの。」
そう言って私はティッシュを開いた。するとティッシュの中には死んだゴギブリがいた。私はいくら幼稚園の時でも普通ゴキブリなんか持って帰って来るだろうと思った。私はその話を聞いた時自分の耳を疑うほどびっくりした。私は母にこうとも言ったそうだ。
「あかね（私）が持って帰って来たの。」
きっと私はみほちゃんとじゃんけんをして私が勝ったのだろう。私はこの時はきっと誕生日のようにうれしかっただろう。しかし、今はなぜ私は、みほちゃんにじゃんけんで勝ってしまったのだろうかと後悔している。私は今ならじゃんけんする前に自分から
「みほちゃん、あげるわ。あかねいらんから。」
と言っただろう。私は次の日みほちゃんにそのことを話した。
「えー。うそー。めっちゃ気持ち悪いなー。なんか信じられへん。」
と言った。
「でも、あかねのお母さんが言ったから絶対やろー。」
と、みほちゃんもとてもびっくりしていた。
それから、もう1つ私には、これがきっかけでダンゴ虫が嫌いになったという話がある。小学校１年生の時に学校探検をした。外で並んでいた時ダンゴ虫を見つけた。虫好きの私は当たり前のように小さな小さなアリのようなダンゴ虫を持ち上げた。松田先生が
「全員集まったので出発しまーす。」
と言った。もちろん私は友達のようにそのままダンゴ虫も連れて行った。私が、小さい時ダンゴ虫が好きだった理由は名前の通り丸まってコロコロ転がせれるらだ。その時だ。私の手に黄色い液体がついている。
「何これ？」
私は不思議に思った。しかし、それが何か分かった。おそらくダンゴ虫のうんこだ。私はそのことに気付くとすぐにダンゴ虫を投げた。私は今頃気付いても遅いが、あの後そのダンゴ虫はいったいどうなったのかな？そして、近くの葉っぱを１枚ちぎり手をふいた。私はこの時からダンゴ虫が大大嫌いになった。
　私は幼稚園の時は虫が大好きだった。しかし、たったの５年で虫がきらいになった。今できるなら、ドラえもんにタイムマシンを出してもらって過去に戻ってゴキブリに触らないようにしたい。今、虫で触れるものというとてんとう虫とチョウとアリだけだ。しかし、チョウの幼虫はやはり触れない。小さい子は怖いもの知らずなのだろうか。みんなも私のように小さい時は虫博士のように虫が大好きだったのではないだろうか。もちろん、幼稚園の時も今も虫が大好きな人はいる。私は虫嫌いで１つ思ったことがある。それは、たいていの女の子は虫が嫌いなような気がするということだ。母は幼稚園の時はみんなダンゴ虫をポケットに入れていたと言っていた。少なくとも私の周りの仲の良い７人はみんなあまり今は虫が好きではない。しかし、この７人も昔は虫が好きだったかもしれない。少なくともこの中の４人は同じ幼稚園だったのでみんな虫が好きだったような気がする。だから、私は小さい時はほとんどみんな世間知らずなのかなと思った。

　　　講評　　　mako

　
夏休みも終わりだね(^^ゞそろそろ学校に行きたくなってきたんじゃない？まだまだ暑くて授業はタイヘンかもしれないけれど、お友達と会うのは楽しいもんね(^^)9月も今の調子で楽しく書いてくれれば言うことなし！です。