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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   ユーモアとは   ミュウ

 国民性のちがいと言ってしまえばそれまでですが、日本では、ユーモア感覚は、それほどまでには高く評価されていないように感じます。「お互いにもっとユーモアの感覚をみがこう」というより「人間マジメに、一生懸命に働くのが一番だ」という言葉のほうが、説得力を持つのではないでしょうか。 詩に限ってみても、上質の軽みに成熟を示した時、ユーモアの詩が書かれるようになったのは戦後のことです。 ただ、ユーモアというものは、論理で解釈できるものではなく、それを受信する感性の装置をそなえているかどうかなのですね。頭がどんなによくても、それだけではだめ。いくら知識があっても、それだけではだめだということです。
 私は今、この「言葉の森」で、ユーモア表現に一生懸命取り組んでいる。何ヶ月間か「ユーモア表現」という課題をやりつづけてきた。そして、何ヶ月もやっていくうちに、だんだんと上達していき、ユーモアセンスが上がってきたと自分でも思えるようになってきてしまうほどになっていた(笑)。この課題がないときは、かたくるしいというか、あまりおもしろくない作文になってしまっていた。それで、課題に「ユーモア表現」ができてから、前の作文よりもいいように思えたのだ。それと同じで、日本(前の作文に当たる)とイギリス(今の作文に当たる)とは、感じが違うと思う。もし、お互いに作文を書いたとしたら、日本の作文は、かたくるしくて、糸がピンとのびたようなガチガチしたような感じだ。それに比べて、イギリスの作文は、おもしろいユーモアも入っており、やわらかくて、糸がピンと伸びる寸前のような感じだ(笑)。私にとっては、おもしろいほうが良い。なぜなら、ガチガチしたようなものだと読みにくいが、その寸前のようなものだと読みやすい。そのまんまで、おもしろいものが入っているからだ(笑)。硬いものよりはやわらかいもののほうがいいのだ。
 人間にとってユーモアとは、国それぞれ、人それぞれ違うと思う。イギリスでは、悲しいことがあっても、ユーモアに切り替えてしまうほど、もともとユーモアに囲まれて楽しい生活をしているのかもしれない。イギリスにとって、ユーモアというものは、「余裕」に当たると思う。日本では、「頭がいい」とか、「知識がある」だけで、あまりユーモアとは親しんでいないと思う。日本にとっては、「おふざけ」と思っているにちがいない。本当は、「おふざけ」とは違うものが、真のユーモアだと思う。その本当のユーモアとは、おもしろいので話しやすく、人と人との関係(コミュニケーション)を深めるために大切なものだと思う。

   講評   nara

 今回に限らないけれど、長文を要約した部分は、清書のときには削除しよう。もし、長文の内容がないと意味が通りにくいようであれば、「……という文を目にした。」や「……ということがよく言われている。」などの形で引用するといいね。清書は「言葉の森の人以外が読んでもわかりやすいように」と心がけるといいよ。
 9月もユーモアたっぷりの作文が書けますように。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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