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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   たっタたっタ♪   たこたこ

一般に「肉食がぜいたくだ」といわれているが、ヨーロッパ人が古い時代から、不経済な肉食が高い比率を占めてきたのは、実は植物が育つのに不適切な気候条件だったからである。収穫量は、日本とはひとけた違うほどであった。
 ところで、ヨーロッパの穀物生産力が、十九世紀はじめまで、これほど低いものであるとすれば、日本のような主食観念はとうてい生まれようがない。そこでは、ある意味で、「パンはぜいたく品」である。だから、ヨーロッパ人の肉食率が高いのは、考え方によってはけっしてかれらがめぐまれていたためではない。風土的条件が、かれらに穀物で満腹することを許さなかったのである。穀物であれ、畜産物であれ、主食・副食の別なしに口にすることがかれらの生きる唯一の道だったのである。
日本人が外国のものにすぐ憧れてしまうのは、なんでも外国を基準にしてしまうからだ。日本が戦争で負けてから、外国のものにあこがれるようになった。しかし、日本の文化というのは、外国のものよりもとても深い歴史的な背景があるのだ。
 人が自分以外のものにあこがれるのは、そのとき自分ではなく相手のほうを基準にしてしまうからである。これを直すのはとても難しく、しかし直せたときにはものの見方がよくなる。
 部室でメトロノームがカチカチ動いている。そこで先生に「自分がベースになるようにして3連符の3番目を叩け」といわれた。わかりにくいが、要は「たっタ、たっタ」というリズムをメトロノームがかかっているときにやると本来なら、ひらがなの「た」の方がメトロノームでカタカナの「タ」の方を自分と考えるが、逆にしろというのだ。これをやってみると意外と難しい。数分間いろいろな試行錯誤をしてやっとそれができるようになった。それから、いろいろなリズムを叩くときの考え方が変わった。
 このように日本を基準にして物事を考えると物の見方がかわる。最近はこういうようなことが少なくなってきているような気がする。

   講評   jun


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