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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   ものの価値   しっぽ

 目はものを認識する。ものを見るときに、相対的に見るときと絶対的に見るときがある。相対的に見るとは、ものを他のものと比べて、その大きさや価値を決めることだ。絶対的に見るということは、他のものと比べず、そのものだけの価値を見ることだ。
 ものを相対的にみることはとても簡単だ。私はよく買い物に行く。買い物をするときに必ずすることは他のものと比べるということだ。私の近くの駅には、大きなデパートやスーパーなどが三店ほど並んでいる。小学三年生のときに、そこに社会科見学に行ったのだが、そのきに三店のうちの一店のデパートの責任者が、「このあたりに三店のデパートが並んでいて、しかもつながっているのは、お客さんに同じ品を各店で比べてほしいからです。」と言った。私の家のように尋常ではない貧乏性(笑)の家族には、三店並んでいることはとても嬉しいことだ。一円でも安いものがいいので、トイレットペーパーでもお菓子でも、三店行き来してよく比べて買う。ものの質も値段も比べられるのでとても便利だ。これはものを相対的に見ている。
 では、絶対的にものを見るということはどうなのだろうか。人は、自分や他人の価値を比べるときに、よく相対的にみてしまう。けれど、人間はそれぞれのよいところがるのだから、他人と比べてはいけない。と、日木流菜さんは言っている。人と比べたりせず、自分はこうだから幸せなのだという考えが良いのだという。本当にそうだと思う。人間は他人と比べると、必ず、人よりも劣るところが出てくるし、優るところも出てくる。そこで嫌になったり、得意になっても井の中の蛙だ。人間は、自分に誇りを持つことが大切だ。
 相対的ものを見ること、絶対的にものを見ること、どちらも良いところも悪いところもある。確かにどちらの見方でも良いが、大切なことは、そのものの価値を大切にすることだ。他と比べたり、ものそのものを見るか。けれど、どちらも知りたいことはそのものの価値である。これはいいからこれはだめ。というような、何かを否定してしまうようなことはあってはならないと思う。それぞれ存在する意味を大切にすることが大事なことだと思う。

   講評   jun


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