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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   役に立つもの、立たないもの   ミュウ

 噴水は、飲めない水である。浴びることの出来ない水である。しかも、その水はただそこを循環しているだけであるから、何ものを潤さない。いってみれば、何の役にも立たないものなのだ。そして、それがいい。都市住民は、すべてが役に立つという環境に馴らされているから、目の前に突如として何の役にも立たないものが出現すると、それだけで文化的衝撃をうけ、深く困惑する。つまり、この困惑が新たな文化を創り出すのであり、噴水はそのためのものであろう。
 無駄なものがあってもいいというのは文化であり、無駄なものは邪魔だから無くしてしまえというのは文化がなく、文化がどんどん崩れていく。無駄なものがあってもいいというのは、今の生活と同じでそのままだ。しかし、無駄なものは無くしてしまえというのは、「必要なものだけ」、「役に立たないもの、遊びをきりすてる」ということだ。
 私たちの身の回りには、「新たな文化を創り出すもの」がたくさんある。習い事でそのようなものはたくさんあるだろう。ピアノ(音楽系)や水泳(スポーツ系)などのことだ。ピアノは、やらなくたって、生活できる。水泳だって、同じことだ。習い事は、それがなければ生活できないということではないのだ。しかし、このままやらずにいけば、文化が傷つき、なくなってしまう。「必要なもの」はないし、「役にも立たない」。けれども、「遊びをきりすてる」には入っていない。それはなぜか? それは、習い事は楽しいからだ。楽しいことをすてることなんて、前代未聞だろう。だから、習い事は文化を傷つけるものではないのだと私は思う。習い事について、大切なことが他にもある。などのスポーツ系や音楽系は、家での生活ではやらなくてもいいが、学校では、気を付けておいた方が良い。なぜなら、学期末にもらう、成績表に影響しているからだ(笑)!! このことから考えると、習い事は楽しいし、学校でも役に立ち、新たな文化を創り出すのだから、どんどん役になっていくものに変化していき、新たな文化が生まれてくるのだ。つまり、一石三鳥(笑)になるのだ。
 遊び、余裕とは、人間にとって、とても大切なことなのだと思う。「○○をなくせ!」ということは、「遊び、余裕を無くせ!」ということにつながるのだなぁと思った。もし、役に立たないものがたくさんあったら、毎日がつまらなくなってしまうだろう。「公園は、遊ぶだけのものであまり役に立たない」などと言った人がいれば、そうなっていただろう。そうならないために、たくさんの人できちんと文化を守ってほしい。

   講評   nara


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