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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   噴水の気持ちは?   たこ焼き


 噴水がなくても生きていける。(笑)音楽がなくたって生きていける。映画を見なくたって生きていける。本がなくたって生きていける・・・・・・・。(笑)それでは、これらのものはなぜこの地球にあるのだろう。そして、なぜ人間はこのようなものを作り出したのだろうか? 近くにある公園に噴水があった。これってなんの意味があるの?ただの水の無駄遣いじゃないの?(笑)近くにいた小さな女の子は噴水に手をだして水をさわって遊んでいた。また、そのとなりにある1番大きな噴水は1時間おきに水がでてくるという楽しい仕掛けになっていた。噴水って人間は楽しいけど、環境にはいいのかな?(笑)
 それでは、音楽と映画で考えてみよう。まず、音楽はなぜ必要か。音楽とは心の安らぎ、くつろぐときなど鼻歌を歌ったり、踊ったりするときに必要だ。でも、考えてみれば踊らなくても生きていけるのではないか。よく、新聞や聞いた話によるとブラジルやアルゼンチンなどの楽しそうなカーニバルがあることを知っている。ブラジルの人やアルゼンチンの人びとは、これのために生きているといほど、カーニバルは大切なものらしい。(笑)カーニバルのことはわかったけど、それでは私みたいにカーニバルに参加しない人はどうだろう。私はピアノがひけるが、ただ遊びでひいているだけなのだろうか。それとも、楽しむとか安らぐという理由があるのか。なにも考えていない人には必要ないのではないか。
 そう思えば音楽の授業も必要なのか?ただ、ふつうに歌えればよいのではないか。1年生から音楽の授業をやっていてもまだ音階が読めないから、あれは無意味だったのか、と思うひともいると思う。でも、それじゃあ何で今の地球に音楽があるのだろう。映画だって同じだ。お金もいつも払わなくてはいけないし、(笑)テレビで再放送があるならそっちをみたほうが楽しいじゃないのか?
 前に、カナダの友達の家に行ってバンクーバの町を歩いたりした。風船でプードルを作ってもらったりして楽しかった。ふと考えてみると、そこには音楽がずーっとズンチャカズンチャカ(笑)流れていた。なんか楽しいな〜、と思うのは音楽が流れていたから?それも、あるかもしれない。まるほど、音楽は人々を楽しませてくれるんだなあ、と思った。それなら、映画もただお金の無駄とか考えないで、一休みとかちょっと楽しもうと思っていくから、感動したりおもしろかったり、心に残ったりいいこともあるんだなあと思ってきた。
 それでは、噴水は?噴水は小さい子が水で遊ぶ。噴水を見て楽しむ、休憩しながら見る。つまり、安らぎの場所となっている。噴水の水が飲めなかったり、泳げないからと言っても、決して無駄ではないと思う。人間が安らげればそれだけでも結構。そうじゃないと、例えばこのごろよく女子がはいているズボンの刺繍とかはもっといらないんじゃないかと考える人が出てくるだろう。これも、一種のバカンス(笑)だろう。もし、噴水と言葉がしゃべれたら聞いてみたい。
「噴水さんは、ここにいてどんな気持ち?」と。でも、心で通じ合えるだろう。

   講評   nara

考えてみると、世の中には「役に立たない=実用的ではない」ものがあちらこちらにあるね。踊りも歌も絵も文学も……実用的ではないだろうなぁ。「なくても生きていけるじゃん。」そういう声が聞こえてきそう。確かに、「ズボンの刺繍」は、なくても衣服の機能に何の影響も与えない。 突き詰めていくと「生きている」質に関わる問題なのかもしれないね。
 ズボンで考えてみようか。本当に機能だけでよいのであれば、デザインもカラーも材質も、全く関係ないことになるね。こういう要素に目を向けられること・楽しめることが、長文でいうところの「文化」なのだね。「実用重視」は一つの姿勢として考えられるにしても、「実用のみ」という状態の味気なさや余裕のなさは、筆者にすると「文化的ではない」ということになるわけだ。
 できれば、大きくこの作文をまとめていけるといいな。「人間にとって実用的なものは……。実用的でないものは……。」という形で締めくくってみてはどうだろう。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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