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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   便利の裏側   はるる

 最近では、たくましく焔をあげて燃える原初の火に触れる機会が少なくなった。そのかわり火の機能の代替物は、正体のはっきりしないブラックボックスとして、私たちの生活の隅々までに侵入し始めている。現代の火は、一方では飼い慣らされている柔順な僕であると同時に、いつどこで暴走するかしれない不気味な物となってしまった。
 昔から人間は、つねに自然と闘ってきた。自然をいかに抑制し、便利に使うか、ということが私たちの考える「豊かさ」でもあったように思う。そのおかげで、私たち人間は快適な暮らしができている。しかしその影では、一歩間違えれば人類の滅亡にかかわるような事故の素も作ってしまった。大袈裟かと思うかもしれないけど、これは確かなことだと思う。
 私たちの生活の中にある「便利」が、いつか人間を滅ぼすことのないよう、もっと色々なエネルギーについて調べてみるべきである。

   講評   sugi

急に涼しくなって、すっかり秋だね。
 期限までに提出しそびれた課題は、なかなか提出しづらいものだけれど、今週は古い課題に取り組んだのだね。読書の秋、勉強の秋。がんばっているね!

 要約部分、いつもながらしっかりできています。この長文は、「便利な生活とひきかえに人間は不気味なブラックボックスを作ってしまった」というところがポイントだね。意見はそこから考えていくといいよ。「便利さに流されないで、生きるための基本的な知識を身につけることは大切だ。」など。
 「もっと色々なエネルギーについて調べてみるべきである。」というのは、私たちが便利な生活にどっぷりつかって滅びないための方法。重要なことだね。知らないことがたくさんあれば、それだけ危険も大きくなるとも言える。たとえば原子力発電の問題など、実例を挙げてみるといいね。はるるさんなら、書きたいことがどんどん出てきそうだけれど…。このようなテーマを書くとき、できるだけ自分で調べてみてから書くと、作文を書くことにとどまらず、まとまったいい勉強になるよ。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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