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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   世界じゅう、どこに行っても   塩崎友葵

世界じゅう、どこに行っても    2002・9・17
 日本人は海外を旅行するときでも日本の文化的カプセルを強く持っている。ハワイで、日本人の観光客のためにホノルル市民の家庭訪問を企画したが、参加した日本人はきわめて少なかった。もしこれがアメリカ人に日本の家庭訪問を企画したとすれば、結果は逆になっただろう。
 私はよくお母さんに海外旅行に連れて行ってもらう。私達は全く『文化的カプセル』に入っていない。私は、その方がいいと思う。なぜなら、自分の知らない世界が見ることができるからだ。そこの国でしかできないことをして、現地の名産地を食べて、地元の人が営業しているお店でお買い物してこそ、海外旅行だと思う。
 ガムに行った時のことだ。お母さんと散歩をしていたら、公園が、にぎやかだった。何事かと思い、覗いてみると、大人数でパーティーをしていた。見ていると、何人かが、
「君たちも、おいで。」
と、誘ってくれた。私は、一瞬『人を見たら泥棒と思え』ということわざが走馬灯のように頭に思い浮び、
「えー!!知らない人について行っていいのかな。」
と思ったが、お母さんが、
「行く行くぅ〜!!」
と、すぐパーティーに参加した。何のパーティーか聞いてみたところ、『マライヤ』という人の二十一歳の誕生パーティーだったのだ。ご近所さんや身知らぬ人も混じっているのか、小さい子からおじいさんおばあさん、しかも日本人まで(笑)いろいろな人がパーティーに来ていた。地元の人が作った料理や、青いわたがし・・・すごくおいしかった。私は、このパーティーに参加できて、よかった。もし、文化的カプセルの中に入っていたら、まず第一に散歩自体をしなかっただろう。もし、散歩して、パーティーに誘われても、断っていただろう。英語しか話せない地元の人と接することができるなんて、めったに出来ないことだ。それを断るなんて、すごくもったいないことだと思う。
 人間にとって、海外旅行とは、自分の世界とはちがう世界を見ることであるから、自分が日本人だということはわすれるべきなのだ。

   講評   yuri


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