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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   生活習慣の違い   ペライア

 ヨーロッパは市民意識の強いところである。また、自己責任が大きいところでもある。だから、よく言えばしっかりとした人格の人が出来やすいと言え、悪く言えば、自分がよければそれでよいという、利己的な正確の人が多くなり、愛に乏しい地域になってしまっていると言える。だから、日本は日本の基盤にヨーロッパの長所を取り入れ、短所である利己的な正確の人をつかりやすくする環境をつくらないという社会をつくるのが良いのではないだろうか。
 個人が自立すると言うことは良いことである。ヨーロッパでは、幼いころから子供に責任を持たせて育てていくらしい。しかし、日本では大きくなってから責任を持たせるようになる。性格の違いはここから来ているのだろうと思う。私も幼いころは優しく育てられた・・・と思う(笑)。しかし、前でも言ったようにこの育て方をすると利己的な人間が多くなる。
 日本の育て方はどうだろうか。この育て方を良くいえば、大人になってからいろいろな人と助け合えるような人になることで、悪く言えば、馴れ合いの人格になるということである。それでも、「義理と人情」という言葉があるように、世間に暖かさが出てくる。前でも言ったように、ヨーロッパでは日本の場合とは反対で、あまり世間の暖かさ、協調性は感じられないような気がする。
 日本人は西洋的な文化を徹底的に取り入れてはいけない。だから、ヨーロッパ人の良いところを日本人基盤に合うような形にして取り入れ、真似をするのではなく、日本独特の文化を創るべきである。そして、「優しさが性格の弱さであってはならない」という名言にあるように、ヨーロッパの良い点である「個人の強さ」を取り入れることが大切なのであると思う。しかし、その個人の強さを利己的な人に結び付けてはいけない。あくまで、ヨーロッパの良いところだけを取り入れるべきであるからだ。

   講評   kira

 ペライアくん。よくがんばりました。多少、納得できないところがあるまま、書いたのではないかな?読む長文がすべて自分にマッチするとは限らないものね。実例をあげる局面にせよ、意見を一般化する局面にせよ、自分がなるほど!とひざをポンとたたける話題ならば書きやすい。そうでない場合は、自分の筋書き通りに書ききっていく力が必要になります。そういう意味では、ペライアくんは書ききる力を十二分に発揮しました。
 要約の部分。「短所である利己的な性格の人をつくりやすくする環境をつくらないという社会をつくる」というのは、文がねじれて意味がわかりにくくなっています。「ヨーロッパの社会が短所として持っている利己的な性格を育まない社会をつくる」というふうにすっきりさせましょう。第二段落。「性格のちがいはここから来ている・・」「前でも言ったようにこの育て方をすると」の「ここ」「この」の指し示すものがわかりにくくなっています。特に指示するものを特定しない場合は、すぐ近くのものを指すように解釈されますので注意しましょうね。
 最終段落。うまくまとめました。ここまでつなげる力がすばらしいね。やはり結論を目指していく展開能力はあふれるほどです。気をつけるのは、どれくらい自分自身の体験にひきつけていけるか、ということですね。体験は急にはつめないから、読むことから得られる知識を生かしていくことを考えていきましょう。
 さあ、次は清書です。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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