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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   個々が考えること   ルパン

個々が考えること
 何でもよく知っている人が、必ずしも知恵者とは限らない。ニュースで放送された情報や、雑誌・口こみで見たり聞いたりしたことを、そのまま右から左へと流しているだけの場合、それは知恵ではなく情報を受け売りしているだけだ。私が思うに、情報を流すのはとても簡単だ。黙っていてもテレビなんかが、放送してくれる。しかし、その情報を細かなところまで知り、いかにして知識にするか。さらには、どうやって知恵につなげるか。人間の課題はそこだと思う。知ったかぶりとは違うのだが、情報をただ伝えるだけのメッセンジャーなら、誰にでもできると思う。
 長文に出てくる現代のマニュアル化現象は、防がなくてはいけないと思う。だんだんと自分で物を考えなくなり、ロボット化してしまう。そんな事態に陥ってしまえば、なんでも作ってあるものどおりに物事をやってしまう。生きていても楽しくない。決められた通りに行動するだけでは、人間の満足感は満たせないのだ。
 長文の俳優と似たような体験をしたことがある。私が、ミニバスを始めたばかりのころだ。まだ、ルールもよくわからなかったとき、監督の先生が用事か何かでお休みになられたことがあった。その時、監督の知人だと言う人が、その日の練習についてくださることになった。監督に、「ルールと一通りのファールは教えてあるけど、もう一度おさらいしてから練習に入ってくれ。」と言われていたらしく、代理の先生は、その通りにルールとファールを説明すると、またまたその通りに、質問コーナーも設けた。私の友人が、
「先生、トラベリングって何ですか?」
と質問した。しかしその先生は、これを言えと
言われていただけだったため、トラベリングについて説明することができなかった。まさに、マニュアルどおりだったわけである。
 このように、自分で考えて物をいわないと、なんだか恥ずかしい思いをするのである。情報を活かし、知識と知恵を充実させることが、真に大切なことだと思う。

   講評   nara


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