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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   四季   ほり内

 「行ってきます」
 学校を出て、しばらく歩くと、桜の並木がある。そこは桜の花が散っていたり、落ち葉が落ちていたり、若葉がついていたり、雪が降っていたりする。最近夏の暑いときはクーラーをつけたり、冬の寒い季節は暖房をつけたりと季節の温度に逆らった生活をしていると思う。昔はもっとすいかわりや七夕、節分など、季節に関しての行事などをやってきた。しかし、今は、特に季節に関した行事などをやっていない。
 私はだから季節感をもっと持つべきだと思う。
 そのための方法は、季節の風景や温度などを味わうべきだと思う。私も、塾に行ったときは温度を快適にしようとクーラーをつけてもらうのを頼んだりする。(笑)しかし、前に書いた桜の並木では、「春が来たな」「おっ、もう冬か」「雪積もってるよ」「凍って滑っちゃうよ」などと、季節の移りかわりを楽しんでいる。ほかにも季節感がわくものというものはいろいろある。例えばもみじなど秋になると紅葉がきれいな木もそうだ。春はあまり見所がないが、初夏になると新緑がみずみずしくてきれいで、夏になると葉の緑がとてもきれいで、秋になると見事な紅葉をし、冬になると落ち葉が下にある。このようにもっと味わう必要があるのだ。
 また季節や地理をテーマにした行事を増やすといいと思う。源義経は位一の谷の戦いで沿岸に構えていた平家を後ろのがけから不意に襲い勝利したという伝記がある。また、行事をすることで地域の人達との交流が良くなり、季節感がもっと味わえる。そういったものを増やしていくべきではないのだろうか。ちゃんとその地理と環境を知っていなければ、勝利できなかっただろう。
 確かにクーラーや暖房などを使って、快適な生活を送るのも良いが、「飽きるということも、一つの能力のあらわれである。」という名言のように、季節感を見なおすべきだと思う。

   講評   jun

 第一段落の状況説明はうまくまとめたね。今でも季節感を味わう機会はあるけれど、季節の変化を身をもって実感することは少なくなっています。いつでも快適な室温、季節に関係なく出回る野菜や果物、季節ごとの行事が軽視される傾向にあることなど季節ごとの趣を味わう機会は少なくなりました。
 まず「季節感を持つべき」だという意見を述べ、そのための二つの方法を考えることができたね。一つ目の方法は確かにそのとおりですが、季節感を味わうためにはどうしたらよいのか、そこまで踏み込んだ方法を考えることができるとよかったと思いますよ。二つ目の、季節をテーマにして行事を増やすという方法は効果がありそうですね。ただ、「地理をテーマにした行事」と季節感とがどのようにつながるのか説明がほしいところです。でも、がんばって伝記実例を挙げたところはさすがです。
 結びは今学期のキーワードである「確かに」と「名言」を入れてまとめることができました。

☆「指輪物語」がんばっていますね!

                        

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