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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   果物   RAZOR

 僕は、果物について思った事がある。それは、誰でも変えるような品になった(身近になった)代わりに、人間の都合のいいように種を取ったり美味しく人の好みに合うように品種改良なども行われている。
 1番身近な例だと思われるのは、種無しぶどう通称デラウェア。あのぶどうはとても美味しい。けれど何を言ったって不自然だと思う。それは、果物に限らなくても、植物の実には、種というものは絶対につくはずです。けれど種がないということは、科学的な処理をしたり、薬品を使っているはずです。ちなみにこの場合はある薬を花の段階で薬をつけて種が出来ないように処理をしているそうです。
 いくら美味しかったとしても、薬などで処理していたら、植物の本来の姿が分からないと思う。だから、あまり薬で処理するのは良くないと思う。

   講評   nara

 RAZOR君自身が買いものをして、果物や野菜を選ぶということはあまりないだろうけれど、店に並んでいる食物を見ると、不自然さを感じることが、実はあれこれありそうだ。大きさの揃った野菜・まっすぐな野菜、季節はずれの野菜……。人間が手を加えた証拠だね。
 デラウェアの話は、とてもいい題材だ。「薬品処理をして種をつけさせない」という話は、興味深い。生き物として、種の保存をするのは、生物として当たり前のことだけれど、それが薬品によって妨げられる。そして、それは人間にとっての便利さのため、というのがポイントだね。「前に調べた話では」「聞いた話によると」などのフレーズを入れれば、キーワードも重なったね。
 野菜・果物の本来の味とは何なのだろう? 原種に近いものはもしかしたら、人間の口には全く合わないものかもしれないね。それを改良によって食用としたり、よりおいしくしたりしてきた。これは、人間の能力があればこそ、だ。ただ。その力を過信しすぎる恐れもあるということだね。その防波堤になるのは何なのだろう。この点を考えていけるといいな。
 今回の長文の題材だけでなく、人間が自然のバランスを崩すというテーマはよく取り上げられる。それは人間の能力の過信からくるものだね。一方で、能力があるからこそ、人間はさまざまな進歩を手にしてきた。力には功罪両方があるのだということを、常に意識していくといいな。
 あれ、常体と敬体が混ざっているよ。常体で統一しておくといいよ。

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