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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   好きな本   れもん

 これまでの人の観察や考えを利用するという必要から、読書はまず必要である。たとえば、ロビソン・クルーソーのように、ただひとり離れ小島にただよい着いて、不便なひとりぼっちの生活を送るということ、おたがいの一生のうちに、まずありそうもないことである。われわれも、何かそれぞれにすきな書物を、とじ糸が三度も切れるほど愛読したいものである。
 私はこの話を読んで、孔子がそりひもが三度も絶ち切れるほど、易の書物をくり返しくり返し読んだということにびっくりした。
 私の母は学生時代の頃、ヘルマン・ヘッセの本が好きで、ヘルマン・ヘッセの本を全て読んだそうだ。また、高校ではヘルマン・ヘッセの同好会をつくってみんなで貸し借りして読んだそうだ。ちなみに、会員はたったの三人だったとか。
 私は前、伝記の本をよく学校の図書館でよく借りていた。その伝記の本で気に入ったものはベーブ・ルースだ。私は図書館で借りた本を何度も読むことはまずない。途中までしか読んでいないのに返してしまうことがたくさんある。それなのにこのベーブ・ルースの本はまるで、私がくるってしまったように、三、四回読んだ。その本の中で一番びっくりしたのはベーブ・ルースという名前が本名ではないことだ。普通の人にはあたりまえのことだが、それを知らなかった私にとっては衝撃的なものだった。その、ベーブ・ルースうのは顔や行動が赤ちゃんみたいだからベーブで、ルースというのは本名からとった、あだ名だっということだ。あだ名がその伝記の本の題名になるなんてすごいな、と思った。ベーブ・ルースと呼ばれている人の本名は世間でも知られていなくて、とても覚えられるような名前ではなかったため覚えていない。ただ、その名前は私が聞いたこともなく、だれかに、聞いても知らないという答えが返ってきそうな名前だったということは覚えている。
 二番目にびっくりしたことは、ベーブ・ルースが少年の頃は、知り合いの船を盗んでどこかにいってしまったり、近所のかべに落書きをしたりしたということだ。だから、近くの少年院のような、セントメリー学校に通い、小学二年生だけれど、一年生から始めたそうだ。そして、そこで野球に出会い、とても上手かったそうだ。ある日学校から脱走をしようとしたとき、とても背の高い先生と出会い、その先生からたくさんのことを学んだそうだ。
 ベーブルース以外にも好きになった本はある。小学校一年生の頃にはかいけつゾロリシリーズが好きになり、二年生の時には十五年漂流記が好きになった。三年生のときにはチョコレート工場の秘密が好きになり、四年生の時にはモモという本が好きになり、そして、今年ははてしない物語が好きになった。ベーブルースは四年生の時からたくさん借りて読んでいる。
 このように、成長するにつれて、好きになる本も変わってくるということがわかった。でも、一生の宝となるような本もある。私にとってはそれがベーブ・ルースの伝記だ。

   講評   nara


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