対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
志望校別の対応ができる受験作文。作文の専科教育で40年の実績。

昨日0 今日568 合計568
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   Enjoy now   FULLMOON

それなら未来とはなにか。本来の未来とは、なにが起こるかわからない「ああすれば、こうなる」で拘束されていない時間である。「漠然たる」未来は、現代社会ではただちに拘束され、急速に失われていく。大人はそれでちっとも困らない。自分ではそう思っている。ただし、自分がどの段階でどれだけ年老い、どれだけの体力を失い、感覚がどれだけ鈍るか、それは手帳に書いてない。日常の世界では、そういうものは「見ない」ことになる。こうして世界はますます「ああすれば、こうなる」ものであるように「見える」ようになる。
今の、僕達の世代では、「未来」というものを解りきったものとしている気がする。どうせ僕は高校は公立も受からないで、ずーっとフリーターでいて、ずーっとアパート暮らしで…。と、大体の将来は、決め付けているのだと思う。しかし、すべてわからないのではないか、と長文はいっているのである。僕も、未来は『見ない』派である。そうさ、もしかしたら僕だって新しい国を作るかもしれない、僕だってプロバスケの選手になるかもしれない、沖ノ鳥島で生活するかもしれない。僕はなるべく未来を『見ない』つもりでいる。その理由は2つある。
 まず第一に、今の自分から将来を見ると、とても暗いものと感じ、もっとより良い物にする気がなくなるのではないか、そう思うのである。最近、この世代だから良く聞くが、
「どうせあんな高校無理だよ」とか、「プロなんていけない」などの言葉である。そんなことを言う人に限って、とても能力のある人だったりもする。今からでも遅くはない、そう思うことが多いのである。しかし、それのやりすぎも困る。それが、お受験をさせる親、世間のイメージで言うと、語尾に「ざます」を付けるおばさんである(笑)。とても普通な子どもに名門学校に入れるのも困り者である。
 第2に、〝本当の〟大切なことを忘れてしまうのではないだろうか、と思うからだ。この仕事について、これくらいお金もらって、と未来を見ても、いつ子どもが出来るか、いつどんな病気にかかるか、いつ別の世界へ逝くのか、そちらの方が大切なのではないだろうか。今の人間は、自分の「未来」について、大切なことを忘れているのではないか。
 確かに自分の将来を考えることも大切だろう。しかし、今の自分を最大限にエンジョイすることが一番大切なのではないだろうか。

   講評   jun


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)