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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   言い方   ルフィ

 外国人に日本語を教えていると、次のようなことに気づいた。欧米人は、「はい!」と元気よく答えるのと同様に「いいえ!」と同じくらいの声の大きさで否定も答えるのだ。あたりまえのことのようだが、実は日本人にはいいえを無意識に声を落として言う傾向がある。これは、欧米人の「ノー」は事実に向けられているのに対し、日本人は質問に向けられているために起こる現象なのだ。否定の質問の答えが日本と欧米で逆になるのはこのためである。日本人も、外国のようにはっきりと答えたほうが良いのかもしれない。
 外国人のようにはっきりといわなくてはいけないことが、生きていくうち何度もある。先日、給食に人気メニューのチーズ入りカツが出た。その日は欠席者がいて、2個もあまり誰が食べるかをじゃんけんで決めることになった。そのとき勢いよく手をあげた人が4,5人いて、やめようかとも思ったが食べたかったので僕も手を上げた。そうしたら、見事2着でカツを手に入れた。もしあの時「いっぱいいるからやめよう」と思っていたらそのあと僕は飢えに苦しみ一時の幸福を得ることはなかっただろう(笑)自己主張をすることは必要だ。
 しかし、日本のように相手のことを配慮して言う事も大切だ。わらしべ長者という話を知っているだろうか。わらを交換し、またそれも交換し・・・・と続けていって億万長者になった人の話だ。ここでその人が本当はわらを交換したくなかったとしよう。しかし、はっきりと断ったら悪いなと思った彼は対策法が見つからず交換してしまった・・・・。しかし災い転じて福と成す、結局は億万長者になれたのだ。そうだとすると、相手のことを考えて行動するのも時にはよいことがあるのだ。
 確かにはっきりと物事を言うのも相手を配慮して言うのもどちらも大切だ。しかし、最も大事なのは相手との対話をスムーズに行うということではないか。その方法の一つとして、今言った言い方の使い分けがあるのだろう。「できあがった規則を何とか守ろうとすることよりも、実態に合わせて規則を変えていくことが、真に規則を生かす道である。」という名言のとおりせっかく元があるのだから私たちの手でどんどん改良していかなくてはならない。それが、うまい人がいわゆる「世渡りのうまい人」となるのだと思う。

   講評   kira


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