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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   行列   あめす

 今日の都市生活に、欠かせない行列という社会現象がある。でも僕は、行列に反対である。
 第一の理由に、並んでいる時間がもったいないからである。僕は、並ぶというと待つということを連想する。並ぶ場合は、たいてい立って待つ必要がある。立っていると本を読んだりしたりして待つことも難しくなる。待つという時間が省かれれば、家で好きなことや用事等ができる。さらに僕は、待つということが健康にも関わる場合があると思う。待つという時間を省けば、その間に用事をしてしまうと、早く寝られて健康的によい。しかし、行列に並び待っていた場合は、待っていない人に比べて待った分、寝るのが遅くなり健康的に良くない。だから僕は、健康にも関わってくることだと思う。だから行列は、よくない。
 第二の理由に、待っているとイライラしてくる。僕が、短気だからかもしれないが、こう思うのだ
「あ〜もうなんでこんなとこで待たなあかんねん。時間は、もったいな いし、立ってるから足は痛なってくるし。イライラする〜。並ぶのめ んどくさなってきた。帰りたいなぁ〜」
こんなこと思うのは、僕だけではないと思う。もし行列がなければ、生活は快適になっていると思う。行列を作らないで買い物をする方法を使えば、時間の無駄がなくなるからである。その方法は、例えば、
「1丁目から3丁目の人は10時〜11時の間に来てください」
「4丁目から6丁目の人は、11時半〜12時半の間に来て下さい」
といって分ければよいのではないだろうか。もちろん二つの時間帯には、同じ物を売るようにする必要がある。そうでないと不平等だからである。他にも方法がある。ネットショッピングを、利用するという方法がある。食品以外のものは腐らないので、数日経ってから手に入っても問題はないと思う。Webデータによると、行列という言葉のつくホームページは、七十八万件以上もある。それだけ、世の中には行列という言葉がたくさんあるということである。
 確かに、行列のできる○○屋さんとか聞くと、よい店かと思って行ってみることがある。それだけ行列にはよい意味がある。しかし、行列がなければ売れていないわけではない。行列は一見平等のように見えるが実際には平等ではないことがある。すべてのものが、後の人の分まであるとは限らないからである。それに、体の不自由な人やお年寄りには、待っている時間は、つらいと思う。

   講評   mika



12月の清書です。
私たちは、いたるところで行列を目にします。この冬休み、雅貴くんも多くの行列を体験したことでしょうね。先生も、新幹線のホームで並びましたし、福袋に並ぶ人の数には、毎年テレビを見ながら驚いています。
さて、「行列は一見平等に見えるが、実は不平等な点もある」という意見、とても興味深いものですね。こんな風に、当たり前のように「平等」に思っていることにも、「あれ?おかしいな」と思う点があるものです。そんなことを考える力が、見えないところでぐんぐん育っているのは、すばらしいことですね。
(このように「一見平等だけど、本当にそうかなあ?」ということを、自分の周りで見つけてみるのもいいですね。たとえば、何でも「ジャンケン」で決めるのはいいかしら? 何でも、「多数決」で決めるのはいいかしら? 物事には、利点と欠点があるのかもしれませんね)。
★清書の際によく工夫して、文章を付け加えることができました。まとまったよい意見文となりましたね。

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