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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   肉体と神経の疲労レベル   ピエッパ

 この現代社会において、肉体と神経はもはや別々のものになっている。例えば、リビングでくつろぎながら、スリル満点の映画を見るときだと、神経は疲れるが肉体は全く疲れていない。そのことが原因で眠れなくなったり、ひどい時には病気にだってなりうるのだ。それでは、この肉体と神経のバランスをうまくとるにはどうすればいいのだろうか。
 それにはまず、神経を使うだけでなく肉体も使うべきだと思う。今、多くの人が使用している原動機付自転車(原チャリ)も、肉体はあまり疲れないが、神経は疲れる。だから長時間、原チャリに乗った後には、肉体も神経と同じくらいに疲労させなければならない。そこで、ジョギングや体操をすることで、バランスを保つことができるのだ。
 次に、逆に神経を使う情報をシャットアウトするという方法もある。刺激的なニュースなどを見ずに、選んだ情報だけと接するのだ。先ほどとは逆で、神経の疲労を肉体の疲労のレベルに合わせるのである。
 確かに、昔のように、肉体の疲労=神経の疲労というようにするのは難しい。しかし、
「時代は変わっても、考えは変わらない」というように、何事も努力することが肝心である。ちょっと無理をしてでも、肉体と神経の疲労のバランスをとるように心がけるべきである。

   講評   huzi

 新年おめでとう! 年末年始はどのように過ごしましたか? この感想文の冒頭にあるように、リビングでゆったりと「スリル満点の冒険映画」を見て、夜、眠れなくなったりしたのでは?

現代の問題として、長文に書かれたテーマを自分の思考の中にうまく取り入れた書き出しが巧みですね。この書き出しなら、どんな読み手も次の意見展開にすんなりと入っていけそうです。
肉体も使うべきだと書いた、一番目の<●方法>。ここに書かれた内容=原付自転車とジョギングという解決策は、さらに一般化した形に広げて書いてみよう。
 時間や移動距離を、便利な手段によって解決できた場合は、そこで得た余裕を次の目的達成のためではなく、自分の体をいたわり適度な肉体的疲労を与えるために使うべきである。人間は、余裕ができるとすぐに次を目指してしまうが、そもそもは動物である以上、肉体と精神のバランスを欠くと、よい仕事はできないはずだ……こんなふうに書いてみては。
二番めの方法は、電話で話しあったことを、うまく意見化できています。情報の取捨選択は難しいことですが、まっさきに情報に頼ろうとする姿勢より、まずは自分で考えたり、古くからある本を読み、言葉を蓄積することが必要ですね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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