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　　　大変な一日　　　ひまわり

　「今日パソコン見に行かない？」
とお母さんがウキウキしながら言いました。私の家のパソコンはだいぶ古く容量が少ないので、デジカメの編集などがうまくできませんでした。お母さんはそれができなくていつもイライラしていました。それで元旦に早速パソコンを買いに行きました。お母さんは５分ぐらいたつとパソコンの前から動かなくなりました。私と妹はローラーシューズでスースーすべりながら待っていました。それから一時間。私たちはすべるのもあきたので、今度は売っているパソコンでゲームを始めました。それもあきてきたころ、やっと買うパソコンが決まりました。私たちはもう２時間ぐらいたった気がしました。それでもまだ店員さんと長話をしていたので私たちはイライラして、
「まだぁ？」
と何回も聞きました。私は何でそんなになやむのかふしぎです。でもよく考えてみると私も同じです。たとえば、おじいちゃまに何か買ってもらうときも何時間もかかってやっと決まります。たぶん私も気がつかないうちに同じことをさせているんたなぁと思いました。
　家に戻って、今度はお父さんが一生けん命組み立てていたと思います。なぜ知らないかというと私は遊んでいたからです。組み立てが終わった時、ダンボールや袋でお部屋が一杯になってしまいました。
次の日、今度はお母さんがいざやろうとすると、インターネットがうまくつながらず、午後は電話ばっかり！！わたしはあらためて思いました。
（パソコンを買うまではいいけれど、やり方が分からないことには、なにも始まらない。）
私は大人になってパソコンやその他の物を買う時は、ちゃんと今あるもので学んでからやりたいと思っています。

　　　講評　　　nara

　パソコンになれてくると、パソコンの動きがおそいとイライラするのだよね。お母さんの気持ち、先生もよくわかるよ。お母さんは、ひまわりさんたちのかわいいデジカメ写真を、いろいろと編集（へんしゅう）して、アルバムやシールを作りたいのだろうなぁ。
　パソコンは、どれを買うのかすごくまようものだよ。ひまわりさんにとっては、あきれるくらい、お母さんはまよっていたのだね。（実は、このまようのが楽しかったりもする。）待つのにあきてしまったひまわりさんたちの様子がくわしく書けた。
　買ったあとは組み立てと設定（せってい）が待っている！　部屋いっぱいのダンボールや袋の話は、パソコンを買ったことがある人ならば「そうそう！」と思ってくれそうね。設定でこまっているお母さんの説明もいい。もう、新しいパソコンも、快調（かいちょう）に動いていることだろうな。さて、ひまわりさんが自分のパソコンを買うのは、いつになるだろうね。いろいろと研究するのも楽しいよ。
　【構成（こうせい）】のキーワードは「題名の工夫」。といっても、作文の中に「題名の工夫」と入れるのは少しヘンだね。ひまわりさんが、「この作文の題名は、工夫して考えたぞ！」と思ったら、題名のらんに（題名の工夫）と入れておいてね。言葉の森新聞にも説明が書いてあるから、お母さんといっしょに読んでみてね。