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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   小さな命も一つの命   スマイリー

  今から三十七年あまり前、ちょうど、第二次世界大戦が終わって、アメリカと日本のあいだで、物質や人の移動がさかんになりました。成虫は、八百から千個ほどの卵を産みますから。一つの親からせいぜい四、五匹の子どもが生きのこることになるのでしょう。このことから考えさせられることは、「トリやクモの住めないような世界こそ恐ろしい」ということです。(三文抜き書き)
 私はこの話を読んで一番びっくりしたことは、アメリカシロヒトリの生存率が0.5%ということです。ガなどはしょっちゅう見ているのに、そのガの仲間には0.5%の生存率の種類までいることが分かったからです。それに、かわいそうとも思いました。その、死んでしまったガもそうですし、親もかわいそうだと思います。
 私は、前にあげはの幼虫を飼ったことがあります。幼虫で私の家にあるびわの木にいたのです。最初は学校に持っていきました。幼虫にはびわの葉をあげました。名前はみんなに決めてもらいました。みんなに投票してもらうのです。結果あげちゃんになりました。お母さんも、多分名前を決めるという意見には賛成だと思います。みんなに決めてもらえてあげちゃんも嬉しいと思います。そして毎日毎日葉をかえたりしながら世話をしました。そしてさなぎになりました。さなぎになって何日かたつと朝来たら、みんながワイワイさわいでいるので行ってみると、あげちゃんがさなぎのままケージの床に落ちていたのです。もしかしたら、死んでしまっているかもしれません。でも、それから何日かたつと、ケージの中には美しいあげは蝶がいました。私はまるで心のもやもやがパッと晴れたようでした。そしてみんなであげちゃんを逃がしてあげました。あげちゃんは、「私を見て。」とでもいうように、美しく飛んでいきました。みんな、心が温かくなったと思います。次の日からあげちゃんのいない生活がはじまりました。少し寂しいけど、あげちゃんのため。あげちゃんはきっと広い世界にでて美しく飛んでいるのだから。
 もし私がアメリカシロヒトリだったらあみからでることもできないと思います。そう思うとアメリカシロヒトリは三流害虫ではなく思えてきました。恐ろしくはないけど、すばらしいと思います。私もこのガのように、もっと勇気を持ちたいです。
 私はこの話を読んで、小さな命もとっても大事だな、と思いました。小さな虫も、私たち人間と同じ、一つの命を持った生き物です。小さくても、大きくても、命を大切にしていきたいです。  

   講評   jun


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