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　　　まさかソフィーは　　　塩崎友葵

　　　　　　まさかソフィーは
パパとママと幼いトーマスがいて、パパが浮いたとする。幼いトーマスは、毎日わたしたちが普段することを不思議に思うのと同じように、驚いた。しかし、ママは人が飛ぶなんて思ってもいないものだから、びっくり仰天してけたたましく叫びます。ひょっとしたら、ママは医者に診てもらわなければならないかもしれない。なぜ、トーマスとママの反応はこんなにちがうのか？これは「習慣」の問題です。わたしたちはおとなになるにつれ、重力の法則になれっこになるだけではない。世界そのものになれっこになってしまうのです。つまり、おとなになるにつれ、何がありで何がありでないか、よく知ってしまう、ということです。わたしたちは子どものうちに、この世界に驚く能力を失ってしまうらしい。それによって、わたしたちは大切な何かをうしなう。
　もし、いきなり人が浮いたら、私ならママと同じくらいびっくりするであろう。もう六年生で、何かありで何がありでないか、世の中で言う『一般』は一応はわかっているからだと思う。
　前に、先生が
「宇宙人なんかいるわけない。そんなん空想のもんや。」
と言っていた。しかし、私は宇宙人はいると思う。わたしたち地球人も、宇宙の中の地球という惑星に住んでいる生物なのである。わたしたちも宇宙人にしてみれば『宇宙人』ということになるだろう。U
UFOというものは、地球でいう飛行機みたいなものだと思う。ただ宇宙の飛行機にあたる乗り物の形が丸いだけのことである、と私は考える。
　私はおとなになっても、子どもの、まるでスポンジみたいに柔軟な頭で物事を見ていきたい。
　子どもの頭で考えていることは、常に純粋な白なのである(一般化の主題)。

　　　講評　　　yuri

◆友葵ちゃん、こんにちは。今回もパソコンですぐに送ってくれたから、ちゃんと「山のたより」に間に合ったね！　
★ちょっと書きにくい感想文だったけど、４５分で書けたんだね。よかった、よかった（^0^）。短い時間で書いても◎がたくさんついた、よくまとまった作文が書けているよ。この調子で時間を区切って書くようにするといいね。最後の（一般化の主題）は、（カッコ書き）を書いてうまいまとめになっていますよ。「人間にとって」というキーワードがなくても、こんなふうにまとめると主題としてはバッチリ。今度の感想文のときは、要約の最後にも（要約）と入れておいてね。
宇宙人がいるかどうかは、やっぱりナゾだよね。先生は大人だけど何となくいるような気がするよ。人間の形はしていなくても、「生物」はどこかに存在するような気がします。

●カゼをひかないようにして、入試がんばってきてね！