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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   行間・余白   いてほ

行間・余白
橘 宏一郎
 新聞をまるで読まないと言い切っている人と、朝手洗いで新刊書の広告を読むのが最大の楽しみだという人もいる。どちらかというと著者はぎょうかんと余白の読み手かも知れないと述べている。そういう意味で著者は新聞を毎日立つ縁日であるようなふしでみている。そしてそれぞれの項目がどんなものかと見ている。その中で一番楽しく、ぴったりしているのはやはり広告欄という名の夜店通りかもしれない。それではあなたが時々執筆する文化欄学芸欄の類は何かと問われると、それは縁日に立つ見世物、そのある程度集約されたものとしてサーカスのような見世物だあると答えることが出来るだろう。それには色々なねたなどがあるからだ。縁日であるから、やはりそこには、日常生活の時間の流れと異なった偶然の介入があったほうが良い。例えば思いがけない人に会うとか、面いなかったものに出会う面白さは出来るだけあったほうが良い。その点、安物ではあるが、新しさだけは強調している夜店の売り子は子供にとって魅惑の空間そのものである。演劇、音楽、催しなど自分が知っている隠れた明らかになるといった事実はなるべく宝探しのようにそれらしくない所にあったほうが良い。だからコラムからのほうが関心を得ることが出来る。だから情報も予想されない背景の中に含められれている方が、ユニークなメッセージを帯びる可能性が大きいといえるかもしれない。
 僕は余白や行間にもうちょっと目を向けるべきだと思う。
 第一の理由に行間や余白に含まれる情報のほうが覚えやすいしその中から何か発見すると結構なんか宝を見つけたような気にもなる。僕が日本でテレビなどを見るとその間に入る宣伝が案外覚えていられる。例えば昔なんか「ヤダネったらヤダネ〜」、や何故か「減塩味噌汁」の宣伝が頭にくっついてしまって口ずさんだりして頭からなかなか離れない。後新聞などで新書や時計などを見ていて、自分の知っているハリーポッターやアメリカのCDが乗っているとちょっとした発見になるし、こういうもの自分が持っていると自分が持っているものが有名だという意味不明な考えを持ってしまう。(笑)
 第二の理由に行間や余白などがなかったら疲れるからだ。新聞だって空間が開けてあると読みやすいし覚えやすい。授業や講習会で休み時間などがなかったら、まず集中できないし、普通の二,三倍は疲れるし頭がボーッとしてしまう。だから日本は休み時間が多くていいと思う。アメリカは移動時間として五分しかない。その間に前のクラスから出てそのクラスのものをロッカーにしまって、次の授業の物を持ってその教室に行くという早技しなくてはいない(笑)。だから友達とも話せない。でも最近慣れてきて簡単になってきた。それで授業が日本の時間(四十五分)ほどある。だから、早帰りのときはうれしい。データで見るように仕事で時間短縮男性49%、女性52%で収入が男性37%女性28%で時間短縮のほうが多かった。だから余白と行間は大切だ。
 確かにテレビで好きな番組の続きが見たいときに宣伝が入るとちょっと残念な気持ちになったり、起こりたくなる場合もある。プロ野球が延長戦でテレビがこれ以上放送しないとなるとすんごく残念だ。「雑草とはまだその美点が発見されていない植物のことである」という名言があるように行間や余白も美点が発見されていなくても必要なものである。

   講評   jun

 要約は、長文の内容をよくまとめています。ただやや字数が長い。全体のバランスを考えて、350字くらいにできるといいよ。
 余白や行間といったものにもう少し目を向けるべきだとうい意見で二つの理由を挙げることができたね。一つ目の理由では、「宝を見つけたような気になる」という表現がうまい。この感覚はよくわかります。実例も身近なところからよく見つけたね。二つ目の理由の体験実例もわかりやすくいい例です。ただ、データ実例の部分はもう少し説明が必要です。「時間短縮が多い」のではなく「時間短縮を望む人が多い」のだね。
 結びは、名言をうまく自分の意見につなげていくことができました。
 
★意見も実例も字数も立派。話し言葉をそのまま書かないように注意するとさらに良くなります。
 「ちょっと」→「少し」、「すんごく」→「すごく」など。

                           

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