対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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努力は無駄じゃない スマイリー
「できてるよ!やったね。」
私はまったく二十跳びが跳べませんでした。この前の体育の時間までは。
この前の体育では、はじめに持久走をやりました。持久走が終わって私があまり好きでない縄跳びをはじめます。最初に1分間前跳びをやって次に1分間うしろ跳びをしました。
そしてあやとびをやってうしろあやとびもおわったら私ができない二十跳びをやることになったのです。自分で1分間に何回とべるかやるのです。私はまったく跳べないのできっと跳べないなぁ、と思いながら練習をはじめました。ビュン、ビュン。縄跳びのおとは、まるでむちで地面をたたいている音のようでした。音はビュンビュンでるのだけど私は全然跳べません。
「はぁ。せめて一回でもとべたらいいのに。」
私はため息まじりにつぶやきました。ピッピー。終わりの笛がなりました。先生の近くにかけていって自分の記録を言います。私は0回ですが三十回くらいの子もいました。そして自分の苦手な跳びかたを練習することになりました。私はもちろん二十跳びを練習しました。ビュンビュン、ビュンビュン。また音が鳴りました。でも一回も跳べないうちに終わってしまいました。そして給食当番の人は先に教室に行ったのですが、私は給食当番ではなかったので富山先生に二十跳びを見てもらって教室に帰ることにしました。
「富山先生。二十跳び見てくれますか?」
「いいよ。」
富山先生のところに行って縄を用意しました。跳べないことはわかっているのにドキドキして緊張し始めたのでよけいに跳べそうになくなってしまいました。そして跳びました。ビューン、ビュビュン。跳んだらすわってしまいました。
「できているよ!」
富山先生が言ってくれました。私は信じられない気持ちでいっぱいになりました。
「もう一回とんでごらん。」
富山先生が言ったので私はもう一回跳んでみました。ビューンビュビュン。また跳べました。
「やった。やった。」
私は思わずさけんでしまいました。ずっとずっと跳べなかった二十跳びがとうとうとべたのです。多分富山先生もうれしかったと思います。友達と歩いている時もそのことで頭がいっぱいでした。家に帰ってもそのことで頭がいっぱいで、お母さんにもそのことばかりいっていました。努力したらできなかったこともできるようになるんだな、と思いました。努力、この言葉の本当の意味が分かったような気がしました。
これからは、できないことも努力をしてがんばろうと思いながら縄跳びをしまいました。(動作の結び)
講評 jun
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