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　　　幼きころ　　　ルフィ

　子供は遊ばせるべきだ、という意見がある。なぜなら僕自身そういう体験をしたからだ。僕らは近くの公園で毎日サッカーをして遊んでいた。そのころはサッカーをして遊ぶことがすべてであった。そこではみんな、フェアプレイに励んでいた。また、ファウルも認め合ってきちんととっていた。これを書いているうちに、「サッカーは子供を大人にし、大人を紳士にする」ということわざを思い出した。まさにその通りだと思った。
　もちろん勉強をすることにもよい点はある。しかし、大切なことは豊かな人間性を育むことではないか。「もともと地上に道はない。歩く人が多くなれば、それが道になる」という名言がある。子供の真っ白な心の上に、様々なよいことを流し込み多くの道を作りだす。その道が多ければ多いほど、可能性に満ち人として魅力のある子供となるのではないだろうか。友達と笑ったこと、泣いたこと、遊んだことや勉強をしたこと・・・。その一つ一つが今の僕を作り、そしてこれからの自分を作り出していく、そんなことをふと思った。

　　　講評　　　kira