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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   違う世界も見よう   にわとり

 ふだん私たちは、コインを丸いものと見なしている。もちろん、「丸い」とか「玉」と言っても、それは決してビー玉のような球形ではなく、つまり、正確には円盤形のことだと、誰でも承知している。レトリック感覚は、発見的な認識には欠くことができない上に、人をできるだけよく理解するためにこそ必要なのだ、ということになる。新しい視野を獲得するためにも、また、相互理解のためにも、こんにちほどレトリック感覚の必要とされるときは、かつてなかったように思う。(要約)
 「コインは長方形だ」こんなこという人はあまりいないであろう。このことをいったら、人は、どのような反応をしめすのか。ばかにする人も中にはいるかもしれない。だが、間違ってはいない。わたしたち人間は、物事をある一定の部分からしか見ないことが多数あるので、この「コインは長方形だ」という言葉がおかしいと思ってしまうのだ。コインを横から見たら、細いが長方形だ。上から見れば円形というだけなので「コインは円形」とは、間違いである。このように、物を見る角度をほんの少しだけかえれば、また新たにちがう世界が見えてくる。わたしは、色々な見方をする、というのは良いと思う。
 第1の理由は、色々な見方をすることによって、心が広くなるからだ。塾の理科の時間に、息抜きとして1人1人にあるカードが配られた。そのカードに書いてあるのは、白黒で描かれたつぼの絵である。だが、ある人は2人の横顔だ、という。そういわれると横顔にも…というふうに、2通りの見方ができるという不思議な(?)カードである。その他にも、若い女の人が毛皮のコートを着てそっぽをむいている、また、老人がコートに顔をうずめているように見えるカード、女の人が化粧台に座って鏡を見ている、また、骸骨に見えるというカード。わたしはつぼのカードと骸骨のカードは2つとも見えたのだが、毛皮のコートのカードだけがどうしても見えなかったのだ。…まあそれはいいとして、ここでわたしがいいたいのは、大袈裟すぎるたとえなのだが「あの人はわたしがいつも物を壊すといつも怒る」という感じである。「あの人」がなぜ怒るのかと考えると「意味も無しにただ嫌だから怒る」「「物を壊す」ということがいけないことなのだと教える為に怒っている」とわたしは考える。1つのことにいくつもの考えをもつようになると、心が広くなるから、色々な見方はいいと思う。
 第2に、世界が平和になると思うからである。例えば、殺人などで「あの人がいけない」と犯人がいう。その言い訳はその人をいつもと違う角度からみて、嫌な面をみてしまったから、とわたしは思っているのだが、間違っているだろうか?ここからはわたしの考えだけで進んでいくが、その人をもう1度違う角度からみてみればもっといい部分が見えたと思うのに…まるで万華鏡のように様々な角度から見る。運悪くその角度が悪かっただけなのだから。と考えれば殺人は減ると思う。でも冷静に考えられなくなる。そして殺人がおきるのだからわたしの考えは意味がない…?(笑)
 「今日という日は明日という日の2日分ある。」という名言がある。最初の話に戻るが「コイン」を色々な角度から見ると「2日」ではなく「2通り」。いや、何10通りものコインのいい所(?)が見えるのだ。だから色々な見方をするということはいいと思う。

   講評   jun


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