対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
志望校別の対応ができる受験作文。作文の専科教育で40年の実績。

昨日3330 今日452 合計6348
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   時間   こめ

 人々が時間に追われるようになったのは時計が発明されてからといわれている。昔から人々は時が過ぎていくことを実感していたが、時間によって自らの行動を律しようとは思わなかっただろう。特に、最近はテレビ画面に時計が表示されるようになったために、分刻みに行動することが多くなった。しかし、人々の時間への関心は、時間の能率的な使い方に向けられているようだ。僕は、なるべく時間に追い立てられずにに生きていきたいと思う。そのためには、どうすればいいか。
 その方法としては第一に、物事に熱中することだ。実際、物事に熱中すると時間を忘れてしまうことがよくある。僕は、パソコンやバードウォッチングをやることが趣味だ。そういうことをやっている時は、今が何時なのかわからなくなる。そのため、ふと時計を見るとかなり時間がたっていたという体験実例がある。だが、物事に熱中していない時は、すぐに時計を見てしまい、時間が何時かということがすぐに感じられる。
 第二に、時間にゆとりを持つという方法がある。急いで物事をやればやるほど時間を気にして、時間に追われていくように感じられる。実際、僕が提出物を期限日の前までさぼっていて(笑)、前日にいそいでやったことがある。この時は、とても時間に追われている感じがした。だが、ゆとりを持って物事をやった場合は、時間に追われているとも感じず、物事も早く終わらせることができた。ゆとりを持った方が時間を自由に使えるのだ。
 時間を能率的に使うことは、確かに大事なことだ。しかし、時間にとらわれずに過ごすことも必要なことだ。僕は、人間はなるべく時間に縛られずに生きるべきだと思う。

   講評   yuu



崇明くん 今日は書き方の構成を課題通りに進めてみる試みをしてくれました。自由な発想での作文作りに慣れてるので、逆にとても書きにくさを感じたかもしれません。しかし、各段落の要点をしっかりと押さえ、たいへんよく書けています。
複数の意見(または方法、または理由)のあとに、『意見A+意見B』→崇明くんの意見C で総合化。これが今後のだいたいの流れになってきます。総合化の中では「名言引用」「データの利用」「反対理解」も兼ねて書くこともありますね。
マニュアルに縛られることが良いことではありませんから、この土台をもとに崇明くんのアレンジを加えていってみてください。
とくに今回、はじめの段落と最後の段落で「生き方の主題」を書いてくれていますが、「○○のように生きたい」「○○に生きていきたい」というキーワードがしばらく続いていくことになります。「生きる」という言葉は、あまり日常的ではありませよね。でも将来への展望を書くにあたり、堂々と「生きる」「生き方」の主題を提言することは必ず役に立ってきます。臆することなく崇明くんの意見を主張してくださいね!

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)