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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   変わりものの強さ   キキ

変わりものの強さ         キキ
世の中には、「矛盾」を悪いものと思い込んでいる人が多い。しかし、「矛盾」の反対の「論理」が必ずしもいいわけではない。ある一筋を守らなくては、乱れてしまうような貧寒さを「論理」は持ち合わせている。芸術や詩は、これを「味のないもの」として嫌っているのだ。私も、矛盾が、必ずしも悪いものであるとは思わない。
 私はこんな話を読んだことがある。この地球上で、どんな生物の集団にも、必ず周りとは違う「変わりもの」の固体がまじっているらしい。彼らは、現在の環境では異端者かもしれないが、地球環境が変わった時、他の固体が持っていない性質を持ち合わせた「変わりもの」は、生きのびることができる。だからこそ、この地球上に生物が現れてから現在にいたるまでの何万年の間、生物が全くいなくなることはなかったのだ。つまり、今地球上にこれだけ多くの生物がいるのは、それぞれの「変わりもの」のお陰だというのである。例外は起こりうる。そんな時、「柔軟性」があるかないかが勝敗の分かれ道になる。「矛盾」を「変わりもの」と同様にとらえると、同じ事が言えるのではないだろうか。
また、人間関係において、私は、「完璧主義」の人よりも、場合によって問題の答えを変えていけるような人の方が好きだ。そこには強さもあると思う。「矛盾」が起きれば、喧嘩になるかもしれないが、だからこそ、人とのかかわりが楽しいのであり、学ぶこともあるのだ。私たちは人間であり、決してロボットではない。
 「論理的」に物事を考えると、どの道を通っても、同じ答えにたどりつく。というか、たどりつかなければ、失敗だ。逆に「矛盾」を認めると、「この時はAだが、あの時はAではなかった」という現象が起こる。確かに、化学や数学のテストでこれがでてきてしまっては、たまらないが(苦笑)、矛盾が起こるからこそ、裏に隠された面白みがあり、場合によっては、「矛盾」が必要不可欠になることもあるのかもしれない。

   講評   hota


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