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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   本当の読書の楽しさ   アーサー

読書の楽しみ、それは一人でできる楽しみである。また、体力とはほとんど関係なく、老若男女、病気の時にでさえ楽しめる便利な娯楽といえる。読書そのものには、いろいろな種類の楽しみ方があるが、その一番大きな魅力は、知的好奇心の無制限な満足といえるだろう。(要点)「本を読み出したら止まらない」とよく耳にするが、どんなに楽しい映画でも3時間もあれば終わってしまうけれど、面白い本に出会うと、何時間でも読んでしまう。つまり、読書は無制限に楽しむことができるのだ。
僕がまだ2年生だったクリスマスのことだ。伊豆にいる祖母から「ハリー・ポッターと賢者の石」という分厚い本が届いた。日本でもまだ出たばかりだったせいか、まわりの友達は誰も知らない本だった。(体験)
確かに幼稚園の頃から、絵本を母が毎日読んでくれたせいか、僕は本が大好きだった。百回は読んだという「どろんこハリー」「きかんしゃちゅうちゅう」そして「ちいさいおうち」は、今でも家の本棚に大切にしまってある。5歳になった頃は、いとこから借りた「エルマーの冒険」シリーズに夢中だった。、そのせいか恐竜にも興味を持った。でも「ハリー・ポッターと賢者の石」のように、455ページもある本は初めてだった。
「イギリスの子供達に大人気なんですって。面白いみたいよ。」
電話の向こうで、楽しそうに祖母が言った。「僕に読めるかなあ」不安な気持ちで、半信半疑ページをめくって見ると、これが面白いなんてもんじゃない。その頃、はやっていたポケモンのゲームより面白いのだ。夕食もテレビも忘れ、僕はひたすら本を読んだ。「好きこそ物の上手なれ」ということわざもあるように、こんなに厚い本がスラスラ読めるとは思わなかった。いつしか僕は、ダンブルドア先生や、ロン、ハーマイオニーが自分のそばにいるような気がした。つまり、僕はハリーになっていたのだ。(笑)2日をかけて読み終えると、僕はまた初めから読みだした。外出する時もかばんに入れて持ち歩いた。
あれから3年、今では、クラスのほとんどの人が持っている大人気の本である。シリーズがでるたびに、僕は友達より早く読みたくて、夜遅くまで読んでしもうこともある。
「ハリー・ポッター」のシリーズは、昨年から映画にもなり大評判だ。僕のオススメは、できれば原作を読んでから、映画を観て欲しいということだ。やはり455ページの面白さは、2.3時間の上映時間では、どうしてもカットせざるおえない場面がでてきてしまうのだ。
 読書というものは、素晴らしい人に出会うようなワクワクする気持ちと、人間の心を無制限に豊かにしてくれるものである。たとえ、一生のうちで何百冊かの本にしか出会わないとしても、その一冊一冊を心の中に大切にしまっておきたいと僕は思う。

   講評   oda

読書の楽しさを知っている新くんの気持ちが入っていた感想文でしたね。力作でした。要約として、とてもよいところをつかんでまとめていましたが、今回、(要点)としてしまったため、パソコンとしては点数にならなかったようです。要約として◎でしたので、これからは(要約)と入れておきましょう。体験としての「ハリー・ポッター」を読んだ話、読書の楽しさを実感できたできごとでしたね。始めはちょっと難しいかなと思った本も、読み始めてみると、そのおもしろさに、本の中に引き込まれて行ったというのは、繰り返し読んだこと、持ち歩いたことからわかりますね。この物語は映画にもなりましたから、映像と本を比べてみたこともよかったですね。「オススメ」のとおりだと思います。終わりの感想も、読書の良さ、楽しさをしっかりと述べていましたね。同感です。小さい頃に楽しく読んだ本は、おとなになっても心の中にしっかりと残っていて、大きな財産になるようです。大切にしまっておきましょう。

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