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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   豊かな表現   ペライア

 日本では「水」とはとても日常的なもので、レストランに行っても無料で出てくる。しかし、外国ではそうはいかない。日本人は水の民なのである。日本語には、水音を表現した擬態語、擬声語が水の微妙な音をさまざまに表現している。このような微妙な表現は他国にはない独特なものである。私は、豊かな表現を大切にしていきたい。
 表現を豊かにするには、第一に本を読むことだ。この読書体験で表現が学べる。特に、昔話は幼い子供にも分かるように書かれているのでよい表現がたくさん学べる。例えば、有名な「桃太郎」では、『桃が「どんぶらこ、どんぶらこ」と流れてきて・・』等の表現がある。私も昔話を読んだとき、このどんぶらこなどを聞いた体験がある。もしかすると、日本人の表現力は昔話を読むところから始まっているのかもしれない。
 第二の方法に、感性を豊かにすることがあげられる。音楽をやっている私はよく分かるが、音楽は感性を豊かにしてくれる。音楽だけでなくても人間の五感を使うべきである。それを繰り返すことで、感性が豊かになり、豊かな表現が可能になる。最近ハモるということをよく聞くが、あれも音楽をよく聞いて表現するという非常に難しい事をしているのである。とても感性が良くないと出来ないことである。このように、五感を使うことで完成を豊かにすることも大切である。
 たしかに、抽象的な言葉の方が物事を正確に伝えられる。しかし、「全てに効くという薬は、何にも、たいして効かない。」という名言があるように、擬声語・擬態語に代表されるような豊かな表現を大切にする生き方をしたい。

   講評   kira

 ペライアくん、こんにちは。オノマトペと呼ばれる表現は日本語に多いそうです。「どんぶらこ、どんぶらこ」と聞くと、なんとなく私たちの心がゆったりしてくるね。昔話に限らず、たとえば宮沢賢治の作品にはこのオノマトペが多く、専門の研究者もいるほどです。「やまなし」で「クラムボンはかぷかぷ笑ったよ。」という表現があって、さわやかな印象がしたのを覚えています。
 本を読むことはそういった意味でも大切なのですね。また、音楽をするペライアくんらしい意見も書けました。音感のよさと言うのは天賦の才能のような気がしてうらやましい限りです。感性豊かな生き方は、幸せな生き方といえるでしょう。
 全ての項目のキーワードが入りました。完璧ですね。こういった意見の展開の仕方を、ひとつひとつ自分のものにしていこうね。
           

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