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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   学習から出る光!   海亀航

 生物界の中で人という種を特徴づけてみると、優れた学習能力をほぼ一生にわたって維持させる、ということが第一にあげれらるであろう。ここでいう知識は、外界の事物、自分自身、及びその関係についてのある程度体系だった情報も含む。ヒトは、このような情報の体系を持つことによって生きのびてきたのだし、また、現在の社会でもこうすることによって初めて有能に行動しうるのである。僕は、人間には学習というものが大事だと思う。学習しなければ、本能だけで生きている猫や犬とかわらないからだ。
 僕が学習をしていてよかったと思う第一の理由は、小学校四年生のときの総合学習で勉強したことだ。微生物についてのことである。総合学習とは一年間を通してやるもので、僕は家の近くの川の水を観察した。僕はそういう小さな微生物がいることは知っていたけれど、それがどんな形をしていたり、何を食べたり、どん種類のものがいるのか興味しんしんだった。そして僕は、その一年間を通して学んだことがある。それはただ単に微生物といっても植物性の微生物と動物性の微生物がいること、植物性の微生物は光合成をして栄養を作ること、動物性の微生物はべん毛などの毛を使って動くこと、光合成をするけれども毛を使って動くものがいること、ゾウリムシ、ワムシ、ミジンコ、ミドリムシ、ケイソウ、ミカヅキモ、ツリガネムシなどがいることなどだ。その他にも顕微鏡の使い方もばっちりだし、どの辺に微生物がいるか予想し、微生物がいそうな水を採取するときは水がたまっている場所を選んだりすることもできる。そして今、中学校に入って、理科の時間の始まりは第二分野、生物の授業は微生物だった。顕微鏡の使い方のテストではよい成績を修められたし、みんなはなかなか微生物を探せないので、すぐにいろいろな微生物を視野に入れてしまう僕の周りに集まってくる。僕は中学に入る前に微生物について勉強していてよかったなと思った。なぜなら、やっているときは楽しくて夢中になったし、その後も勉強として役にたったからだ。(体験)
 第二の理由は制服のことについてだ。僕は、昼ご飯を学校で食べた後の昼休みに友達とバスケットをする。友達とやるバスケットはほとんど真剣なゲームなのでおもしろい。その日、いつものようにバスケットをしていると、友達がふざけて投げたボールが思わぬ方向へ行ってしまい階段の上にのってしまった。僕は急いでボールをとるために階段をかけあがった。そして、ボールを持って階段を下りようとすると急に先輩に怒鳴られた。なぜ怒られたのか分からず先輩の方を向くと、先輩が僕の制服の着方について指導してきた。今までバスケットをしていたので、僕の第一ボタンは外れ、ワイシャツがズボンから出ていた。僕は確かにひどい格好だ(笑)と自分自身も思った。僕はそんな出来事があってから、バスケットをやっている最中でも、そしてもちろん休み時間が終わったときも、しっかり制服をチェックするようになったし、友達にも呼びかけるようにしている。これも学習がなければできなかったことだ。
 自分のなりたい職業に関係のある勉強だけやればいいという意見もあるかもしれないが、僕はそうは思わない。「辞書のような人間になることではなく、辞書をうまく使えるような人間になることが勉強の目的である」という名言がある。生きていく上で使いこなせないような学習なら必要ないかもしれないが、学習によって進歩するような勉強は絶対に必要だと思う。自分が興味をもって熱心に学習することにより、学習がより使えるようになる。僕は、なんにでも興味をもち、その興味を広げて、学習していこうと思う。

   講評   ima

具体的に総合学習の話を書いてくれましたね。くわしい説明がとてもわかりやすかったですよ。微生物については、まさに中1の内容を勉強していたのですね。興味を持った時に、学習の範囲を広げていくと、理解度もアップしますね。顕微鏡も見慣れていないと、ごみか、微生物か、なかなか見分けられないのですよね。すごく役立ってよかったね。
第三段落は、どこの中学も先輩は厳しいのかなという感想。先生の子供の中学では、校則はほとんど無いのですが、先輩のおかげで(笑)みんなきちんとしています。
名言の内容は、知識は持っているだけでは意味が無く、使いこなして、実際の行動に役立てていくということですね。
学習はまさにこのことわざにピッタリですね。
来月は、少し第三段落を、変えていきたいと思います。
新聞で読んだ話、長文集からの例など、社会事象や、データ引用など順々に取り入れていきます。読書の一部として、新聞も少しよんでいきましょう。

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