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　　　日本語は、いままで　　　マリオ

　日本語は、いままで日本民族によってしか使われたことのない内輪の言語、つまり部族言語だ。日本人はと自分の国の言語を国語と言ったり日本語と言ったりするが、国語、日本語の対立は実はこの問題と関係があるのだ。日本語は、まだこの部分が少ない。
　僕には似た話がある。僕は、代表委員だ。会議の時にときどき伝えたいことが、うまく伝えないときがある。（体験）その時、僕は思う。どうして、日本語ははっきりしていないのだろう。それは、日本は、イギリスなどの国々より国際化をされていないので、日本語は分かりにくい。それに比べ、英語は、簡単でわかりやすいしかもすっきりしている。僕は、英語の方がわかりやすいし簡単なので、日本語より好きだ。（笑）小の虫を殺して大の虫を生かすということわざにぴったりだ。なので、僕は英語を日本の言語にしたい。
　分かったことは、人間にとって、日本語とは、英語よりおぼえにくいけれど、日本語がなくては、生きてはいけないぐらい大切だ。でも、英語を使いたい。

　　　講評　　　jun

　要約部分は、常体に直してまとめることができたね。「この」という指示語が二ヶ所出てきますが、「この」の指す内容がわからないので、簡単に示しておく必要があります。
　前回に引き続き、言葉に関する長文でしたが、このような長文は似た話が見つけにくく、書きにくいですよね。でも、４００字をこえるところまでよくがんばりました。
　日本語のむずかしさを実感した体験を書いたところはいいですよ。日本語はあいまいで、英語のように言いたいことをすぱっと伝えられないと思ったのですね。これは、英語を勉強しているマリオ君だからこそ書けることです。「英語は簡単でわかりやすい」とは、さすが、マリオ君。英語で苦労している日本人は多いのに……。（笑）　でも、確かに客観的に見れば、日本語よりも英語の方がすっきりと整理されていて勉強しやすい言語ですね。「英語を日本の言語にしたい。」とは大胆な意見。でも、英語が日本の言語になることはないので、ここには「（笑）」などをつけて、ユーモア表現として書いた方がよかったかもしれません。
　結びは、日本語の大切さに触れながらまとめることができました。ただ、「分かったことは」が主語なので、「分かったことは、人間にとって、日本語とは英語よりおぼえにくいけれど、日本語がなくては生きていけないぐらい大切だということだ。」としましょう。

■「要約」というただし書を忘れずに。

☆今学期は「分かった」という言葉はなくてもＯＫです。
　入れるときは、「分かったことは、……ということだ。」または、「……ということが分かった。」としましょう。