対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
志望校別の対応ができる受験作文。作文の専科教育で40年の実績。

昨日3224 今日3129 合計58689
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   ペット展での出来事(清書)   よう子

 ペット展での出来事
                                     よう子
 今日、私は幕張メッセに行きました。メッセで開催される、ペット展に行くためです。
 ペット展には、犬や猫はもちろん、フェレットやハムスター、モルモットまでいました。しつけコーナーや小型犬販売コーナー、盲導犬コーナーもありましたが、一番印象にのこっているのは、里親募集の捨てられた生き物たちのコーナーです。
 うちにも実は迷子だった犬がいます。拾ってから一年がたって、拾った犬は元気になったし、大きくなりました。でも、家の勝手口に来たころはまだ小さくて、震えていたのを覚えています。
 里親募集のコーナーには、たくさんの里親募集の犬の写真が飾られていて、現場には三匹の仔猫と一匹のウサギがいました。みんなかわいくて、どうしてこんなにかわいい子たちが捨てられてしまったのか、と思うほどでした。この子たちを見ていくうちに、それまで楽しかった気持ちが萎んでいく気がしました。
 どうして飼い主は動物を捨てるのか、私はわかりません。引越しなどで飼えなくなった場合だって、引越し前にその子のことを考えて、飼ってくれる人を探すとか、ペットオーケーのマンションに引っ越したりするとか、対策はあると思います。もしも、新しい親もいないし、ペットオーケーのマンションもない、という場合は引越しを諦めるべきです。自分が引越ししたいから、というだけでペットの命の危険に晒すのは、絶対いけないと私は思うからです。もしも、絶対引っ越さないといけなくて、里親もいないという場合は、その人やペットのために代わって、国や県などが殺さずに育てる生き物のための保護施設が保健所とは別にあったらいいと思います。人間の赤ちゃんだって、親がいなくなったら引き取る施設があるのだから。
 前、お母さんから捨て犬の話を聞きました。前、私がまだ赤ちゃんだったころに、家の回りに捨て犬がいたそうです。とても利口な犬で、餌をやるひともいたそうです。
 ある日、誰かの子供がその犬に近づいたそうです。その犬は、ちょっとそのとき用心深くなっていたようで、その子を追いかけたようです。そして、その親が保健所に連絡したそうです。そして、その犬は捕まえられてからどうなったかはわからないそうです。
 保健所は、捨てられた生き物を保護するところだそうです。保護、というからには捕まえた動物たちを大切にしてほしいのですが、なんと日本では保護してから一定の期間が経っても親が来ない場合、その生き物を殺してしまうそうです。しかも、安楽死ではなくて部屋にガスを入れて苦しませながら窒息死させるそうです。本当にひどいと私は思いました。
 私は里親募集コーナーに行って、捨てられた生き物はとてもかわいそうだと思いました。もしも、私がペットをたくさん飼える家に住んでいるなら、たくさんの捨て犬や捨て猫を引き取ってあげたいです。 

   講評   nara

「保護」という言葉は何のためにあるの? よう子ちゃんの悲しい怒りが、作文から伝わってくるよ。人間の身勝手さで命を落とす生き物が一匹でも少なくなるといいね。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)