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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   すばらしい比喩   いせつ

 「落ちてきたら」の詩(黒田三郎)の1番のよさは、願いごとのように
というすばらしい「比喩」にあると言える。生きる証を見つけよう、というような祈りに似た詩の心が伝わってきて、励ましさえ感じられる。言葉も非常に遠い物を結びつけていると、思う。比喩は、日常の会話でも効果的に使うと、表現が生きて、さらに、印象の強い表現になる。また、比喩は詩歌で古来重要な働きをしてきた。さらには運動のような肉体的な技術でも、実際にやって見せるよりも、比喩を使って説明したほうが良いかもしれないときもある。比喩表現は日本語によく合った、とても大切なものだ。その理由は2つある。
 まず1つめの理由として日本語は「朱鷺色」などといったとても微妙な色があり隠喩で表されている物が多いからだ。このような色の感覚になれていた僕はいま、困っている。学校で使っているアクリル絵具は「カドニウムレッド」などといった色の表し方をしているため、僕はその表し方に慣れることが出来ないからだ。(体験)この表現はとても役に立つ。
 そして2つめの理由として比喩があると物事を表しやすくなるからだ。僕たちも普段から何気なく比喩を使っている。「そのジュースどんな味?」「グレープジュースとオレンジジュースを混ぜたような味だよ。(笑)」などというように。お互いに比喩を使うと、相手の想像も豊かになり、会話も弾んでくる。
 ただ感じ方が全く同じだ、という人はいないので、比喩でもたとえた物に関しての見方が違いかえって誤解を生みやすくなるかもしれない。さらに「脱皮できない蛇は滅びる」という名言のように古いたとえなどは消えてしまっているかも知れないので、少し年上の人としっくりこないこともあるかもしれない。しかし詩歌でも古来から重要な働きをしてきた比喩のもっとも奥深いところはきっと変わっていないだろうし、物事を分かりやすくするための比喩なのだからそんな壁ぐらいあっさり乗り越えてしまうだろう。

   講評   jun


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